ジョンソン&ジョンソン(JNJ)が7-9月期の決算を発表しました。内容は良かったと思います。
売上高 239.93億ドル(前年同期比6.8%増)
純利益 51.52億ドル(同91.2%増)
希薄化後一株利益 2.12ドル(同91.0%増)
調整後一株利益 2.80ドル(同15.7%増)
売上高の事前予想は237.55億ドル、一株利益の事前予想は2.76ドルでした。
売上高は7-9月期としては過去最高となり、数年前に消費者部門を切り離して減少した売上高分を完全に取り戻しました。
一株利益も同期としては過去最高です。

地域別売上高では米国内が137.08億ドル(前年同期比6.2%増)、それ以外が102.85億ドル(同7.6%増)でした。
部門別売上高ではInnovative Medicineが155.63億ドル(同6.7%増)、MedTechが84.30億ドル(同6.8%増)でした。
製品群別売上高ではONCOLOGYが65.29億ドル(同21.4%増)、CARDIOVASCULARが22.13億ドル(同12.6%増)、NEUROSCIENCEが20.24億ドル(同15.3%増)でした。
一方で、IMMUNOLOGYは41.68億ドル(同9.8%減)となり、5四半期連続で前年比割れとなっています。

ジョンソン&ジョンソンの主力がIMMUNOLOGYからONCOLOGYに完全に入れ替わりましたね。
またこれに関連するのですが、同社は決算発表と同時にORTHOPAEDICSの事業切り離しの意向であることを発表しました。特にスピンオフという感じではなく、どこかに身売りするようにも読めず、やや曖昧な感じですみません。。
Johnson & Johnson (the “Company”) (NYSE: JNJ) today announced the Company’s intent to separate its Orthopaedics business to enhance the strategic and operational focus of each company and drive value for stakeholders.
The intended separation would further strengthen the focus of Johnson & Johnson as an innovation powerhouse, serving areas of high unmet needs across Innovative Medicine and MedTech, accelerating the ongoing shift of the Company’s MedTech portfolio toward higher-growth and higher-margin markets. The transaction would establish a standalone orthopaedics business, operating as DePuy Synthes, that would be the largest, most comprehensive orthopaedics-focused company with leading market share positions across major categories.
ORTHOPAEDICSは今期22.74億ドルを売り上げていて、ジョンソン&ジョンソン全体の9%を占めていますが、切り離しによってMEDTECH部門の資源集中を図るつもりのようです。
いずれにしても続報を待ちます。
最後にジョンソン&ジョンソンは通期の見通しを一部変更しました。
調整後の売上高が3.8%増(従来は3.5%増)と上方修正し、報告ベースの売上高も5.7%増(従来は5.4%増)としました。
一株利益は変更なしです。
順調に売上高を伸ばして、利益も確保しているようで安心な内容の決算でした。今日の株価はやや下がっているようですが、ファンダメンタルズは問題なさそうなので、気にしません。当然に保有継続ですね。
楽しい投資生活を。![]()
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