こんにちは。時短父さんです。
フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が2025年1-3月期の決算を発表しました。内容は良かったです。
純収入 93.01億ドル(前年同期比5.8%増)
営業利益 35.44億ドル(同16.4%増)
純利益 26.90億ドル(同25.2%増)
希薄化後一株利益 1.72ドル(同24.6%増)
調整後一株利益 1.69ドル(同12.7%増)
純収入の事前予想は91.45億ドルでしたし、一株利益の事前予想は1.61ドルでしたので、いずれも結果が上回りました。
1Qとしてですが、純収入、営業利益、純利益、一株利益ともに過去最高を記録しました。

種類別の出荷量では紙巻たばこが144,753百万ユニット(前年同期比1.1%増)、加熱式たばこが37,089百万ユニット(同11.9%増)でした。
減少傾向が続いていた紙巻たばこは一定の歯止めがかかっただけでなく、増加に転じるとともに、利益率の高い加熱式たばこは順調に伸びているようです。

出荷量を地域別で見ると、EUは横ばい、SSEA, CIS & MEAは4.6%増、EA, AU AND PMI DFは5.9%増、AMERICASは0.2%減でした。
紙巻たばこにおいてはSSEA, CIS & MEAのみ増加し、他は減少していました。加熱式たばこについては全ての地域で高い伸びを示しています。

地域別の純収入を確認します。EUは3.0%増、SSEA, CIS & MEAは3.2%増、EA, AU AND PMI DFは2.8%増、AMERICASはなんと27.2%増でした。

AMERICASというのは北米・中南米を含まれますが、ここ数年で急速に純収入が拡大しているようです。3年前の3倍の売上高ですからね。。
発表資料によれば、米国内ではニコチンパウチ(ZYN)やスモークフリーの製品の出荷量が増加したようです。
これ、ちょっと気になるのは配当への影響です。ご存知のとおりフィリップ・モリスの配当は80/20 Companyの適用を受けて、税率が優遇されています。
売上高の8割以上を米国外の会社が適用されるわけですが、米国を含むAMERICASのシェアが拡大する(現時点で14%)と優遇税率が低下してしまうのです。実際、今月受け取った配当においても、受取額が減少してしまっていました。
会社としての売上高が増加するのは嬉しいですが、配当の手取りが今後も減ってしまうのは株主としてはジレンマですね。その分を増配で帳消しにしてほしいところです。
最後にガイダンスを確認しておきます。

前回と比べて、報告ベース希薄化後一株利益が上昇修正、調整後一株利益も上方修正されました。ただ為替影響を除くベースでの調整後一株利益は前回予想を据え置いています。
増収増益の決算と通期ガイダンスの引き上げを受けて、フィリップ・モリスの株価は前日比2.5%高となりました。

今、168ドルもあるんですね、、。そして配当利回りは3.21%となっており、もう高配当利回りとしての魅力がなくなってしまいました。
まぁ、キャピタルで利益(含み益)が出ているので良いですがね。買い増したいけど買いませないのは悩ましい(嬉しい悩み)ですかね。
楽しい投資生活を。

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フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が2025年1-3月期の決算を発表しました。内容は良かったです。
純収入 93.01億ドル(前年同期比5.8%増)
営業利益 35.44億ドル(同16.4%増)
純利益 26.90億ドル(同25.2%増)
希薄化後一株利益 1.72ドル(同24.6%増)
調整後一株利益 1.69ドル(同12.7%増)
純収入の事前予想は91.45億ドルでしたし、一株利益の事前予想は1.61ドルでしたので、いずれも結果が上回りました。
1Qとしてですが、純収入、営業利益、純利益、一株利益ともに過去最高を記録しました。

種類別の出荷量では紙巻たばこが144,753百万ユニット(前年同期比1.1%増)、加熱式たばこが37,089百万ユニット(同11.9%増)でした。
減少傾向が続いていた紙巻たばこは一定の歯止めがかかっただけでなく、増加に転じるとともに、利益率の高い加熱式たばこは順調に伸びているようです。

出荷量を地域別で見ると、EUは横ばい、SSEA, CIS & MEAは4.6%増、EA, AU AND PMI DFは5.9%増、AMERICASは0.2%減でした。
紙巻たばこにおいてはSSEA, CIS & MEAのみ増加し、他は減少していました。加熱式たばこについては全ての地域で高い伸びを示しています。

地域別の純収入を確認します。EUは3.0%増、SSEA, CIS & MEAは3.2%増、EA, AU AND PMI DFは2.8%増、AMERICASはなんと27.2%増でした。

AMERICASというのは北米・中南米を含まれますが、ここ数年で急速に純収入が拡大しているようです。3年前の3倍の売上高ですからね。。
発表資料によれば、米国内ではニコチンパウチ(ZYN)やスモークフリーの製品の出荷量が増加したようです。
これ、ちょっと気になるのは配当への影響です。ご存知のとおりフィリップ・モリスの配当は80/20 Companyの適用を受けて、税率が優遇されています。
売上高の8割以上を米国外の会社が適用されるわけですが、米国を含むAMERICASのシェアが拡大する(現時点で14%)と優遇税率が低下してしまうのです。実際、今月受け取った配当においても、受取額が減少してしまっていました。
会社としての売上高が増加するのは嬉しいですが、配当の手取りが今後も減ってしまうのは株主としてはジレンマですね。その分を増配で帳消しにしてほしいところです。
最後にガイダンスを確認しておきます。

前回と比べて、報告ベース希薄化後一株利益が上昇修正、調整後一株利益も上方修正されました。ただ為替影響を除くベースでの調整後一株利益は前回予想を据え置いています。
増収増益の決算と通期ガイダンスの引き上げを受けて、フィリップ・モリスの株価は前日比2.5%高となりました。

今、168ドルもあるんですね、、。そして配当利回りは3.21%となっており、もう高配当利回りとしての魅力がなくなってしまいました。
まぁ、キャピタルで利益(含み益)が出ているので良いですがね。買い増したいけど買いませないのは悩ましい(嬉しい悩み)ですかね。
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