こんにちは。時短父さんです。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が2025年1-3月期の決算を発表しました。内容は良かったです。

売上高  334.85億ドル(前年同期比1.5%増)
営業利益   79.78億ドル(同6.1%増)
純利益    49.83億ドル(同5.5%増)
希薄化後一株利益 1.15ドル(同5.5%増)
調整後一株利益  1.19ドル(同3.5%増)

相変わらず低成長ではあるものの、一応増収増益で着地となりましたね。尚、売上高の事前予想は332.81億ドル、調整後一株利益の事前予想は1.15ドルでしたので、それぞれわずかに結果が上回りました。

1Q業績推移

また売上高は1Qとしては2013年以降で過去2番目の水準で、営業利益は過去最高を更新しました。営業利益率は23.8%で前年同期の22.8%から1%ポイント上昇しました。

オペレーションについてはやや懸念が残る点もありまして、ポストペイド携帯電話の契約者数が28.9万人純減しており、こちらは事前予想21.8万人減を上回ってしまいました。

前期は11.4万人の純減でしたので、減少数が拡大していますし、解約率も0.95%(前期は0.89%)となりました。

キャッシュフローは以下の通りです。

営業CF  77.82億ドル(前年同期比9.9%増)
投資支出  41.15億ドル(同5.3%増)
FCF    36.37億ドル(同34.3%増)
配当支払  28.56億ドル(同2.1%増)
配当性向  78.5%(前年同期103.2%)

1QCF推移

純利益が増えたことで営業CFも増加。投資支出を抑えたことで、FCFが3割以上増加しました。FCFは2022年1Qに大きく減少しましたが、そこから3年連続で増加中となっています。

2021年1Qの水準まで戻るといいですが、、。

営業CFマージンは23.2%で、前年同期の21.5%から上昇しました。

通期のガイダンスは以下のとおりです。
ガイダンスFY2025(2025APR)

従来から修正はありません。調整後EBITDAは2~3.5%増、調整後一株利益は3%増、営業CFは350~370億ドル(前年は369億ドル)、FCFは175~185億ドル(同198億ドル)の予想です。

最後に株価を見ておきましょう。

決算発表を受けて、寄付きでは大きく下落したものの、序盤で上昇に転じ、前日比わずかに(0.63%)上昇して取引を終えました。

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寄付きで下落したってことは、この決算内容にあまり評価を与えていなかったんですかね。個人的には悪くないと思ったんですが。

現在の配当利回りは6.27%です。

ビジネスも株価も何だかんだ持ち堪えているので、引き続き保有をして行くことに変わりはありません。

楽しい投資生活を。
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