こんにちは。時短父さんです。
クラフト・ハインツ(KHC)が10-12月期の決算を発表しました。四半期売上高は市場予想を下回り、かつ2025年の見通しも暗く、内容としては良くありませんでした。
四半期
売上高 65.76億ドル(前年同期比4.1%減)
営業損失 0.40億ドル(前年同期13億ドル黒字)
純利益 21.31億ドル(前年同期比181.5%増)
希薄化後一株利益 1.76ドル(同188.5%増)
調整後一株利益 0.84ドル(同7.7%増)
なんだか忙しい数字が並んでいますね、、。売上高は減少し、営業損益は赤字、、なのに純利益は爆増して、調整後一株利益は順当に増える。
まず市場予想ですけど、売上高は66.67億ドル、一株利益は0.78ドルでした。なので、売上高は予想に届かず、一株利益は予想を上回りました。
売上高については、前年同期に比べて価格は1%上昇させたものの、出荷量が4.1%減少した模様です。消費行動の変化にマーケティングが追いつけていないとのこと。
で、営業赤字についてはオスカー・メイヤーブランドの減損を13億ドルあまり計上しているのが理由です。
純利益が増加しているのは、法人所得税の還付?が23億ドルも発生しているからです。
なので、諸々調整すると一株利益は7.7%増で落ち着くということです。

セグメント別売上高を見ても、いずれにおいても前年同期比で4~6%減少しています。

なかなか厳しいですね、、。
通期を見てみましょう。
売上高 258.46億ドル(前年同期比3.0%減)
営業利益 16.83億ドル(同63.2%減)
純利益 27.44億ドル(前年同期比3.9%減)
希薄化後一株利益 2.26ドル(同2.2%減)
調整後一株利益 3.06ドル(同2.7%増)
通期でも売上高は減少しちゃいましたね。2024年は全ての四半期で減収になったいましたので、当然といえば当然ですね。そして、クラフト・ハインツのCEOも「頑張ったけど売上高は自分たちの予想を下回る結果だった」って認めちゃっています。
唯一の救いが調整後一株利益が増加したことですかね。

で、この減収傾向は2025年も続きそうでして、さらには減益の見通しとなっています。
・オーガニックセールスは横ばい~2.5%減少
・為替調整後の営業利益は1~4%減少
・調整後一株利益は2.63~2.74ドル(2024年は3.06ドル)←アナリスト予想は3.04ドルらしいです。
売上高の回復が遅れているのがやはり原因のようで、不採算ブランドの業績回復のために価格への投資を行う必要があることを表明。一時的に費用が増加することから、減益予想としているのだと思います。
最後にキャッシュフローを見ます。
営業CF 41.84億ドル(前年比5.2%増)
投資支出 10.24億ドル(同1.1%増)
FCF 31.60億ドル(同6.6%増)
営業CFマージン 16%(同1ポイント高)

キャッシュフローに関しては悪くなかったですね。
年間配当支払額は19.31億ドル(前年比1.7%減)となり、FCFに占める比率も61%に低下(前年は66%)しました。配当支払額が減ったのは、自社株買いによるものですね。

こんな決算を見て、誰がクラフト・ハインツ株を買うんだと思いますけど、私は先日買い増ししちゃいましたよ。
しばらくもう増配は諦めていまして、とりあえず減配がないようにだけ経営してくれれば、それで良いなって思えるようになりました。
楽しい投資生活を。

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クラフト・ハインツ(KHC)が10-12月期の決算を発表しました。四半期売上高は市場予想を下回り、かつ2025年の見通しも暗く、内容としては良くありませんでした。
四半期
売上高 65.76億ドル(前年同期比4.1%減)
営業損失 0.40億ドル(前年同期13億ドル黒字)
純利益 21.31億ドル(前年同期比181.5%増)
希薄化後一株利益 1.76ドル(同188.5%増)
調整後一株利益 0.84ドル(同7.7%増)
なんだか忙しい数字が並んでいますね、、。売上高は減少し、営業損益は赤字、、なのに純利益は爆増して、調整後一株利益は順当に増える。
まず市場予想ですけど、売上高は66.67億ドル、一株利益は0.78ドルでした。なので、売上高は予想に届かず、一株利益は予想を上回りました。
売上高については、前年同期に比べて価格は1%上昇させたものの、出荷量が4.1%減少した模様です。消費行動の変化にマーケティングが追いつけていないとのこと。
で、営業赤字についてはオスカー・メイヤーブランドの減損を13億ドルあまり計上しているのが理由です。
純利益が増加しているのは、法人所得税の還付?が23億ドルも発生しているからです。
なので、諸々調整すると一株利益は7.7%増で落ち着くということです。

セグメント別売上高を見ても、いずれにおいても前年同期比で4~6%減少しています。

なかなか厳しいですね、、。
通期を見てみましょう。
売上高 258.46億ドル(前年同期比3.0%減)
営業利益 16.83億ドル(同63.2%減)
純利益 27.44億ドル(前年同期比3.9%減)
希薄化後一株利益 2.26ドル(同2.2%減)
調整後一株利益 3.06ドル(同2.7%増)
通期でも売上高は減少しちゃいましたね。2024年は全ての四半期で減収になったいましたので、当然といえば当然ですね。そして、クラフト・ハインツのCEOも「頑張ったけど売上高は自分たちの予想を下回る結果だった」って認めちゃっています。
Although 2024 was a challenging year with our top line results coming in below our expectations,
唯一の救いが調整後一株利益が増加したことですかね。

で、この減収傾向は2025年も続きそうでして、さらには減益の見通しとなっています。
・オーガニックセールスは横ばい~2.5%減少
・為替調整後の営業利益は1~4%減少
・調整後一株利益は2.63~2.74ドル(2024年は3.06ドル)←アナリスト予想は3.04ドルらしいです。
売上高の回復が遅れているのがやはり原因のようで、不採算ブランドの業績回復のために価格への投資を行う必要があることを表明。一時的に費用が増加することから、減益予想としているのだと思います。
最後にキャッシュフローを見ます。
営業CF 41.84億ドル(前年比5.2%増)
投資支出 10.24億ドル(同1.1%増)
FCF 31.60億ドル(同6.6%増)
営業CFマージン 16%(同1ポイント高)

キャッシュフローに関しては悪くなかったですね。
年間配当支払額は19.31億ドル(前年比1.7%減)となり、FCFに占める比率も61%に低下(前年は66%)しました。配当支払額が減ったのは、自社株買いによるものですね。

こんな決算を見て、誰がクラフト・ハインツ株を買うんだと思いますけど、私は先日買い増ししちゃいましたよ。
しばらくもう増配は諦めていまして、とりあえず減配がないようにだけ経営してくれれば、それで良いなって思えるようになりました。
楽しい投資生活を。

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