こんにちは。時短父さんです。
コカ・コーラ(KO)が10-12月期の決算を発表しまして、株価が前日比4%近い上昇を見せています。売上高、一株利益ともに市場予想を上回る好決算だったことを好感したようです。
前日にはマクドナルド(MCD)も決算発表を受けて株価が大幅上昇しており、連日の嬉しいニュースとなりました。
では早速見て行きましょう。
四半期
売上高 115.44億ドル(前年同期比6.4%増)
営業利益 27.09億ドル(同19.2%増)
純利益 21.95億ドル(同11.3%増)
希薄化後一株利益 0.51ドル(同10.9%増)
調整後一株利益 0.55ドル(同12.2%増)
市場予想は、売上高が107.03億ドル、調整後一株利益が0.52ドルでした。それぞれ予想を6%ほど上回る決算でした。尚、売上高は10-12月期としては2013年以来過去最高となっています。

好決算の背景には、出荷量と価格上昇の両面からのアプローチが成功した模様です。出荷量は世界全体で2%増加し、特にアジア太平洋では6%増加しました。
また価格は世界全体で9%上昇。欧州・アフリカ・中東では11%、中南米では23%、北米では12%上昇しました。アジア太平洋とグロバールベンチャーは価格が下がりましたが、、。

よってオーガニック・レベニューは世界全体で14%増加しており、力強さが増しています(参考:7-9月期は9%増)。
下のグラフは10-12月期のセグメント別売上高の推移です。

ボトリング以外は全て売上高を伸ばしていますね。
ボトリングはフランチャイズ契約の再編によって、出荷量が26%減少し、売上高は23%減少しました。ただ営業利益は8%増加したとのこと。
続いて通期です。
売上高 470.61億ドル(前年同期比2.9%増)
営業利益 99.92億ドル(同11.7%減)
純利益 106.31億ドル(同0.8%減)
希薄化後一株利益 2.46ドル(同0.4%減)
調整後一株利益 2.88ドル(同7.1%増)

営業利益と純利益が減益となっていたのは意外でした。何やら特別損失を計上したようです。4Qではなかったようなので、1-3Qでの計上だったのでしょう(よく覚えていません)。
キャッシュフローはGAAPの営業CFは68億ドル(前年比41%減)、投資支出は20億ドルだったので、フリーCFは47億ドル(同51%減)だったようです。
が、ここも: IRS Tax Litigation Depositという調整が60億ドルも入っているようでして、Non-GAAPだと営業CFが128億ドル(同10%増)、フリーCFは107億ドル(同10%増)となります。

コカ・コーラは年間で83億ドルあまりの配当を株主に支払ってきました。フリーCF(Non-GAAP)に占める比率は78%となり、前年の82%から4ポイント低下しました。

長期的にフリーCFが増加傾向にあるのは良いかなと思います。
ということで、相変わらず力強さを見せたコカ・コーラの決算でした。
あ、2025年のガイダンスを忘れていました、、。
Non-GAAPのオーガニックレベニューは5-6%増、調整後一株利益は2-3%増、フリーCFは95億ドル、ということで、やや成長鈍化が予想されています。
きっと予想を上回る決算を出してくるでしょう。大丈夫です。コカ・コーラはきっと強いです!
楽しい投資生活を。

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コカ・コーラ(KO)が10-12月期の決算を発表しまして、株価が前日比4%近い上昇を見せています。売上高、一株利益ともに市場予想を上回る好決算だったことを好感したようです。
前日にはマクドナルド(MCD)も決算発表を受けて株価が大幅上昇しており、連日の嬉しいニュースとなりました。
では早速見て行きましょう。
四半期
売上高 115.44億ドル(前年同期比6.4%増)
営業利益 27.09億ドル(同19.2%増)
純利益 21.95億ドル(同11.3%増)
希薄化後一株利益 0.51ドル(同10.9%増)
調整後一株利益 0.55ドル(同12.2%増)
市場予想は、売上高が107.03億ドル、調整後一株利益が0.52ドルでした。それぞれ予想を6%ほど上回る決算でした。尚、売上高は10-12月期としては2013年以来過去最高となっています。

好決算の背景には、出荷量と価格上昇の両面からのアプローチが成功した模様です。出荷量は世界全体で2%増加し、特にアジア太平洋では6%増加しました。
また価格は世界全体で9%上昇。欧州・アフリカ・中東では11%、中南米では23%、北米では12%上昇しました。アジア太平洋とグロバールベンチャーは価格が下がりましたが、、。

よってオーガニック・レベニューは世界全体で14%増加しており、力強さが増しています(参考:7-9月期は9%増)。
下のグラフは10-12月期のセグメント別売上高の推移です。

ボトリング以外は全て売上高を伸ばしていますね。
ボトリングはフランチャイズ契約の再編によって、出荷量が26%減少し、売上高は23%減少しました。ただ営業利益は8%増加したとのこと。
続いて通期です。
売上高 470.61億ドル(前年同期比2.9%増)
営業利益 99.92億ドル(同11.7%減)
純利益 106.31億ドル(同0.8%減)
希薄化後一株利益 2.46ドル(同0.4%減)
調整後一株利益 2.88ドル(同7.1%増)

営業利益と純利益が減益となっていたのは意外でした。何やら特別損失を計上したようです。4Qではなかったようなので、1-3Qでの計上だったのでしょう(よく覚えていません)。
キャッシュフローはGAAPの営業CFは68億ドル(前年比41%減)、投資支出は20億ドルだったので、フリーCFは47億ドル(同51%減)だったようです。
が、ここも: IRS Tax Litigation Depositという調整が60億ドルも入っているようでして、Non-GAAPだと営業CFが128億ドル(同10%増)、フリーCFは107億ドル(同10%増)となります。

コカ・コーラは年間で83億ドルあまりの配当を株主に支払ってきました。フリーCF(Non-GAAP)に占める比率は78%となり、前年の82%から4ポイント低下しました。

長期的にフリーCFが増加傾向にあるのは良いかなと思います。
ということで、相変わらず力強さを見せたコカ・コーラの決算でした。
あ、2025年のガイダンスを忘れていました、、。
Non-GAAPのオーガニックレベニューは5-6%増、調整後一株利益は2-3%増、フリーCFは95億ドル、ということで、やや成長鈍化が予想されています。
きっと予想を上回る決算を出してくるでしょう。大丈夫です。コカ・コーラはきっと強いです!
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