こんにちは。時短父さんです。

PEP2

ペプシコ(PEP)が増配を発表しましたね。

四半期決算のプレスリリースの中で、シレッと3行だけ記載がありました。もっと堂々と発表したらいいのに、といつも思います。

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発表文によれば、年間配当を5.42ドルから5.69ドルへ5%引き上げるとのこと。これは6月支払の四半期配当から適用され、この増配によりペプシコの連続増配年数は53年となる。とのこと。

この段階ではいつも年間配当が発表されます。四半期配当を発表してくれよ、と思いますが、四半期配当の単価は6月配当の宣言時(おそらく4月か5月)に出されるでしょう。

といっても、5.69ドルを4で割れば四半期配当は分かりますね。1.4225ドルです。これまでは1.355ドルでした。確かに5%増配です。

【PEP】配当推移

5%という増配率はペプシコのなかでは決して高くはありません。直近10年間の平均増配率は7.4%です。とはいえ、2019年の3%増ほど低いわけでもない。許容範囲ですかね。

通期での決算も確認しました。

売上高は918億ドル(前年比0.4%増)、営業利益は128億ドル(同7.5%増)、純利益は95億ドル(同5.6%増)、調整後一株利益は8.16ドル(同7.1%増)でした。

業績推移

決して悪い決算ではなかったですね。

通期キャッシュフローは、営業キャッシュフローが125億ドル(同7.0%減)、投資支出が53億ドル(同変わらず)、フリーキャッシュフローが71億ドル(同11.5%減)でした。

営業キャッシュフローマージンは13.6%で、前年14.7%からやや低下しました。

またペプシコは年間で72億ドルの配当を株主に支払っていました。なので、フリーキャッシュフローに占める配当支払額の比率は100%をやや超える水準となっています。

FCFと配当性向の推移

これ増配して大丈夫なん?配当性向が100%を超えるのはこれで2回目で、2018年以降は80%以上が続いています。かつては60%前後だったのに。

少し増配率も鈍化させてないと、継続的に増配が厳しくなるんじゃないかと、ペプシコホルダーではない私も心配になります。

ホルダーの皆さんはどう判断されているのでしょうかね?


楽しい投資生活を。
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2025-01-23