こんにちは。時短父さんです。

昨日Xにて知ったのですが、株価指数「脱落」ETFというのが、新たに登場したようです。

日経の記事なんですが、最初のところを読む限りではS&P500など採用基準を満たさずに脱落した銘柄だけを集めたETFらしいです。

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確かに、主要株価指数から脱落する(除外される)銘柄というのは、S&P500に限っていえば、時価総額が53億ドルあるなど、一定の株価水準が要求されています。

つまり脱落銘柄はその時価総額が足らない=株価が低いとされるはずなので、長期的にはその後に大幅な上昇が見込める可能性はありますね。

なるほど。よく考えたものです。

当該のETFはリサーチ・アフィリエーツ・ディリーションETFというようですが、日経記事の先に勧めないので、自分で脱落銘柄を調べてみました。

すると、意外とS&P500ってしょちゅう銘柄入れ替えをやっているんですね。あ、脱落(除外)があるということは、別に採用(追加)される銘柄もあるってことですからね。

直近では9月6日に発表されていました。
240923

アメリカン航空(AAL)、エッツィ(ETSY)などが除外されるのだそうですよ。

今年は他にも以下のような銘柄が除外されていました。

6月には3銘柄(RHI/CMA/ILMN)が、
240624

3月には2銘柄(WHR/ZION)が除外されています。
240301

2023年から含めると以下のような銘柄になっています。
実施時期 追加 除外
2023-MAR FICO LUMN
2023-MAR PODD SIVB
2023-MAR BG SBNY
2023-MAY AXON FRC
2023-JUN PANW DISH
2023-JUL FTRE FTRE
  PHIN PHIN
2023-AUG KVUE AAP
2023-SEP VLTO DXC
  BX LNC
  ABNB NWL
2024-MAR SMCI WHR
  DECK ZION
2024-JUN KKR RHI
  CRWD CMA
  GDDY IKMN
2024-SEP PLTR AAL
  DELL ETSY
  ERIE BIO

時価総額が小さかったからなんですかね。あまり聞き慣れない銘柄が多い気がします。おそらく先のETFはこういった銘柄を集めているんでしょうね。

で、これらの銘柄は長期的に大幅な上昇が見込めるとのことなんですが、本当なんですかね?

例えば2023年3月に除外になったLUMNの株価を見てみましょう。


LUMN

2022年途中から株価は下落傾向にあり、2023年は低迷していましたが、、あれ?今年になって(夏になって)急騰しています!マジか、、。

あながちETFのコンセプトは間違っていないのかもしれない。

尚、SIVBなど一部銘柄は、当時のティッカーコードではなくなっている(取引されてない)ケースもあるので、ご注意下さい。

ということで、今日は株価指数「脱落」銘柄についてお伝えしました。一発逆転狙うならアリかもしれませんよ(笑)

楽しい投資生活を。
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