こんにちは。時短父さんです。
すでに4-6月期の決算発表が終わっているジョンソン&ジョンソン(JNJ)とフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)について、Form-10Qが発表され、1-6月期のキャッシュフローが判明したので、お伝えいたします。
まずはジョンソン&ジョンソンから。
営業CF 92.90億ドル(前年同期比24.9%増)
投資支出 17.83億ドル(同10.3%減)
FCF 75.07億ドル(同37.7%増)
配当支払 58.54億ドル(同3.0%減)
配当性向 78%

1-6月期としては2年ぶりに増加に転じた営業CFは90億ドルを超え、2016年以降では5番目の水準となりました。
投資支出を抑制できたことで、FCFは大幅に増加。80億ドルまでは届きませんでしたが、十分な額を確保できました。
配当支払額も前年同期比で3%減らしたことで、配当性向は78%となり、前年同期の111%から大幅に低下させられました。
また1-6月期の売上高は438.30億ドルでしたので、営業CFマージンは21.2%です。これは前年同期の17.5%から4%ポイントほど高くなっています。
尚、1-3月期の営業CFは36億ドル、FCFは28億ドルでしたので、1-6月期から差し引いた4-6月期単体では、前者が56億ドル(前年同期比34.7%増)、後者が46億ドル(同52.3%増)となり、好調でした。
フィリップ・モリス・インターナショナルはこちら。
営業CF 48.73億ドル(前年同期比95.9%増)
投資支出 7.87億ドル(同23.2%減)
FCF 40.86億ドル(同121.1%増)
配当支払 40.64億ドル(同2.5%増)
配当性向 99%

1-6月期の営業CFはほぼ倍増し、例年並みの水準になっています(昨年は極端に少なかった)。投資支出も増えたものの、金額的には微々たるもので、FCFは前年同期比2倍以上に増加しました。
配当支払額をFCFで割った配当性向は99%となっており、FCFと配当支払額がほぼ同額ということです。
また1-6月期の純収入は182.6億ドルとなっているので、営業CFマージンは27%となり、前年同期の15%から大幅に上昇しました。
尚、4-6月期だけで見ると、営業CFは46億ドルで前年同期比34.6%増、FCFは同38%増となっています。1-3月期は営業前者が2億ドルしかなかったですし、後者はマイナスでした、、。
毎年このような傾向になっています。
はい。ということで、今日はジョンソン&ジョンソンとフィリップ・モリス・インターナショナルのキャッシュフローについてお伝えしました。
年度途中でのキャッシュフロー分析に意味があるのかは定かではありませんが、傾向を見るには良いかなと思います。参考程度にして下さい。
楽しい投資生活を。

すでに4-6月期の決算発表が終わっているジョンソン&ジョンソン(JNJ)とフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)について、Form-10Qが発表され、1-6月期のキャッシュフローが判明したので、お伝えいたします。
まずはジョンソン&ジョンソンから。
営業CF 92.90億ドル(前年同期比24.9%増)
投資支出 17.83億ドル(同10.3%減)
FCF 75.07億ドル(同37.7%増)
配当支払 58.54億ドル(同3.0%減)
配当性向 78%

1-6月期としては2年ぶりに増加に転じた営業CFは90億ドルを超え、2016年以降では5番目の水準となりました。
投資支出を抑制できたことで、FCFは大幅に増加。80億ドルまでは届きませんでしたが、十分な額を確保できました。
配当支払額も前年同期比で3%減らしたことで、配当性向は78%となり、前年同期の111%から大幅に低下させられました。
また1-6月期の売上高は438.30億ドルでしたので、営業CFマージンは21.2%です。これは前年同期の17.5%から4%ポイントほど高くなっています。
尚、1-3月期の営業CFは36億ドル、FCFは28億ドルでしたので、1-6月期から差し引いた4-6月期単体では、前者が56億ドル(前年同期比34.7%増)、後者が46億ドル(同52.3%増)となり、好調でした。
フィリップ・モリス・インターナショナルはこちら。
営業CF 48.73億ドル(前年同期比95.9%増)
投資支出 7.87億ドル(同23.2%減)
FCF 40.86億ドル(同121.1%増)
配当支払 40.64億ドル(同2.5%増)
配当性向 99%

1-6月期の営業CFはほぼ倍増し、例年並みの水準になっています(昨年は極端に少なかった)。投資支出も増えたものの、金額的には微々たるもので、FCFは前年同期比2倍以上に増加しました。
配当支払額をFCFで割った配当性向は99%となっており、FCFと配当支払額がほぼ同額ということです。
また1-6月期の純収入は182.6億ドルとなっているので、営業CFマージンは27%となり、前年同期の15%から大幅に上昇しました。
尚、4-6月期だけで見ると、営業CFは46億ドルで前年同期比34.6%増、FCFは同38%増となっています。1-3月期は営業前者が2億ドルしかなかったですし、後者はマイナスでした、、。
毎年このような傾向になっています。
はい。ということで、今日はジョンソン&ジョンソンとフィリップ・モリス・インターナショナルのキャッシュフローについてお伝えしました。
年度途中でのキャッシュフロー分析に意味があるのかは定かではありませんが、傾向を見るには良いかなと思います。参考程度にして下さい。
楽しい投資生活を。

コメント
コメント一覧
なんだかFCFの出しかたって会社により様々でわけがわかりません。
PMは2023年はこれだけ還元できますってことなんでしょうね。
コメント有難うございます。私の記事では1-6月期の数字(FCF=営業CF-投資支出)ですので、別サイトの7883百万㌦は間違っていないと思います。私の手元の資料でも同じ数字ですので。