こんにちは。時短父さんです。

昨日はグローバルX社のカバードコールETFの5月分配金発表日でした。

ここでは私の保有銘柄であるナスダック100カバードコールETF（QYLD)と、かつて保有していたS&P500カバードコールETF（XYLD）を紹介します。

これらは毎月分配型ということで、インカム投資家にはとても魅力的な商品であるものの、キャピタルゲインが狙いにくく、分配金も安定的な増配が保証されているわけではないことは肝に銘じて投資してほしいと思います。

まずはQYLDです。



5月分配金は0.1628ドルと発表されました。前月比5.5％減、前年同月比3.2％減でした。両者ともに減配になるのは2ヶ月連続です。

基準価額（NAV）に対する分配金の比率は0.924％となり、直近2ヶ月連続で1.000％でしたが、今回は満額回答とはなりませんでした。

今回の分配金が続いた場合の年間分配金利回りは11.08％となっています。減配している分、利回りがやや低下しています。

連続減配となっていますが、ただここまでのところ、1～5月の分配金累計額は0.8693ドルで、前年同期比で2.6％増です。年間通してどうなるかはまだ分かりませんね。



先週末時点のQYLDの株価は17.63ドルで、年初来では2.32％高となっています。本家のナスダックは最高値更新していたと思いますが、やはりカバードコールETFは株価が上昇しづらいですね。




続いてXYLDです。



5月分配金は0.2819ドルと発表されました。前月比17.2％減、前年同月比0.7％減でした。

XYLDに関しては前月比での減配は3ヶ月ぶり、前年同月比の減配は18ヶ月連続となりました。後者の方は減少率は逓減していますが、、。

基準価額（NAV）に対する分配金比率は0.700％で、今年最低となっています。

その影響で分配金利回りは8.39％と、たばこ株の代表格であるBTIの利回り（11.58％）を遥かに下回るだけでなく、MOのそれ（8.53％）と同水準です。

1～5月の累計分配金は1.5597ドルで、前年同期比16.9％減です。ここから年間ベースで増配に持って行くのはかなり困難でしょうね。




XYLDの株価はというと、40.31ドルで年初来2.18％高となっています。こちらも株価はなかなか戻りませんね。



カバードコールETFの分配金やその利回りに魅せられて、買うことはあると思いますが、十分にリスクを認識したうえで、保有したものですね。

保有するならポートフォリオのほんの一部分に抑えるなど、リスク管理は徹底した方が良い気がします。利回りが高い分、保有比率は低くても、年間配当に占める割合は大きくなりがちで、いざ減配となった時の影響が大きくなるからです。

今日はQYLDとXYLDの5月分配金についてお伝えしました。

楽しい投資生活を。