こんにちは。時短父さんです。


5月1日にジョンソン&ジョンソン(JNJ)からForm 10-Qが公表されました。また昨晩にはアッヴィ(ABBV)からもForm 10-Qが公表さましたので、1-3月期のキャッシュフローと配当性向を確認しておきます。

公表された10-Qによると、ジョンソン&ジョンソンの1-3月の営業キャッシュフローは36.57億ドル(前年同期比12.3%増)、投資支出は8.07億ドル(同6.5%減)、配当支払額は28.69億ドル(同2.5%減)でした。

これらのことから分かることは、フリーキャッシュフローは28.50億ドル(同19.0%増)、配当性向は101%(前年同期123%)だったということです。

1Q FCFと配当性向

配当性向が低下し、ほぼ100%に収まりそうなところまで来たのは良かったと思います。営業キャッシュフローが伸びたことが大きな要因であると同時に、投資も減少したのが効きました。

2023年に消費者部門のケンビューを分離したことで営業キャッシュフローが大きく減少しましたが、減少分を回復しつつあるようです。

興味深いのは配当支払額が減少したことです。減配はしていません。むしろ連続増配企業です。2024年3月の四半期配当は1.19ドルで、前年同月は1.13ドルで5.3%増加させています。

可能性として考えられるのは、市場に流通する普通株式数が減少したことです。10-Qに記載されているAvg. shares outstandingは2024年3月末時点で24億3千万株とあり、前年月比6.7%減少しています。

ジョンソン&ジョンソンは2023年1-3月期に35億ドル余りの自社株買いを行い、2023年通年では50億ドルの自社株買いを実行しました。2024年1-3月は15億ドル弱です。

65億ドルほどの自社株買いを行い、流通株式の減少を6.7%減少させ、配当支払額の増加を抑制(むしろ減少)させることができました。



アッヴィについてもお伝えます。

公表された10-Qによると、営業キャッシュフローは40.40億ドル(前年同期比3.6%減)、投資支出は1.93億ドル(同42.4%減)、配当支払額は27.72億ドル(同4.2%増)でした。

ここから分かることはフリーキャッシュフローが38.47億ドル(同0.3%減)、配当性向が72%(前年同期69%)だったということです。

1Q FCF推移

アッヴィは医薬メーカーにも関わらず、投資支出が少ない特徴があり、多少の営業キャッシュフロー減少ではフリーキャッシュフローに大きな影響を与えません。

同業のアボット・ラボラトリーズ(ABT)は年間(2023年)で22億ドル、アムジェン(AMGN)は11億ドルあまりの投資支出がありましたが、アッヴィは8億ドル弱でした。

今期はフリーキャッシュフローの微減と、配当支払額の増加により配当性向は72%となり、7割を超えてきましたので、増配に関して黄色信号の点灯かと思います。

年間での配当性向は50%未満ですし、まだ1Qなので過度な心配は不要ですが、2Q、3Qと動向をウォッチしておきたいところです。


今日は、ジョンソン&ジョンソンとアッヴィのキャッシュフロー、配当性向についてお伝えしました。

楽しい投資生活を。
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