こんにちは。時短父さんです。
たばこメーカーのフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が1-3月の決算を発表しました。内容は良かったです。
純収入 87.93億ドル(前年同期比9.7%増)
営業利益 30.45億ドル(同11.5%増)
純利益 21.48億ドル(同7.7%増)
希薄化後一株利益 1.38ドル(同7.8%増)
調整後一株利益 1.50ドル(同8.7%増)
トップライン、ボトムラインともに前年同期比を1桁台後半で上回るとともに、それぞれの市場予想(前者84.52億ドル、後者1.41ドル)を上回りました。

前年同期まで2年連続で増収減益がでしたが、ここにきて増益に転換できたことは良かったかなと思います。
製品群別の出荷量では、紙巻たばこが前年同期比で0.4%減となったものの、加熱式たばこは20.9%増となりました。後者については2019年比で3倍近くに増加しています。Oral SFPを含めた全体では1805億ユニットで前年同期比3.6%増でした。

絶対量としては加熱式たばこは少ないですが、フィリップ・モリスとしては煙のない社会の実現に向けて、力を入れている分野ですので、今後も成長していくと思います。
また加熱式たばこは、紙巻たばこに比べて利益率が高い傾向にありますから、株主としても期待したいところではあります。
地域別では、European Unionは出荷量は減ったものの、純収入は9.7%増加するととにフィリップ・モリスとして最も稼げる地域を維持しました。
最大の出荷量を誇るSSEA, CIS & MEAでは出荷量が5.2%増加し、純収入は7.3%増加しました。
AMERICASは出荷量が3.7%減ったものの、純収入は14.7%増加しました。EA, AU AND PMI DFは出荷量が9.3%増加し、純収入は10.8%増加しました。
キャッシュフローについては営業キャッシュフローのみ公表されています。1-3月の営業キャッシュフローは2.41億ドルでした(前年同期は-9.55億ドル)。

よって営業キャッシュフローマージンは3%ということになります。2023年は1Qで-12%でしたが、年間では23%まで戻していますので、現在値はあまり参考にならないかもしれません。
最後に通期のガイダンスです。

報告ベースの一株利益は5.70~5.82ドルとなっており、2月に発表した時から0.20ドルほど下方修正しています。
また調整後一株利益は6.19~6.31ドルで、こちらも2月発表時は6.32~6.44ドルでした。
ただ、為替の影響を除いたベースでの調整後一株利益は6.55~6.67ドルとし、従来予想の6.43~6.55ドルからは上方修正しました。為替のマイナス影響が0.36ドルもあるようです。
決算発表を受けてのフィリップ・モリスの株価は前日比3.83%高となり、97.66ドルで終えました。久しぶりに100ドル台を伺うかといったところです。

たばこ株は衰退の一途だと、ちまたでは思われていますが、意外と上手くやってくれるので、私は好きです。
楽しい投資生活を。

たばこメーカーのフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が1-3月の決算を発表しました。内容は良かったです。
純収入 87.93億ドル(前年同期比9.7%増)
営業利益 30.45億ドル(同11.5%増)
純利益 21.48億ドル(同7.7%増)
希薄化後一株利益 1.38ドル(同7.8%増)
調整後一株利益 1.50ドル(同8.7%増)
トップライン、ボトムラインともに前年同期比を1桁台後半で上回るとともに、それぞれの市場予想(前者84.52億ドル、後者1.41ドル)を上回りました。

前年同期まで2年連続で増収減益がでしたが、ここにきて増益に転換できたことは良かったかなと思います。
製品群別の出荷量では、紙巻たばこが前年同期比で0.4%減となったものの、加熱式たばこは20.9%増となりました。後者については2019年比で3倍近くに増加しています。Oral SFPを含めた全体では1805億ユニットで前年同期比3.6%増でした。

絶対量としては加熱式たばこは少ないですが、フィリップ・モリスとしては煙のない社会の実現に向けて、力を入れている分野ですので、今後も成長していくと思います。
また加熱式たばこは、紙巻たばこに比べて利益率が高い傾向にありますから、株主としても期待したいところではあります。
地域別では、European Unionは出荷量は減ったものの、純収入は9.7%増加するととにフィリップ・モリスとして最も稼げる地域を維持しました。
最大の出荷量を誇るSSEA, CIS & MEAでは出荷量が5.2%増加し、純収入は7.3%増加しました。
AMERICASは出荷量が3.7%減ったものの、純収入は14.7%増加しました。EA, AU AND PMI DFは出荷量が9.3%増加し、純収入は10.8%増加しました。
キャッシュフローについては営業キャッシュフローのみ公表されています。1-3月の営業キャッシュフローは2.41億ドルでした(前年同期は-9.55億ドル)。

よって営業キャッシュフローマージンは3%ということになります。2023年は1Qで-12%でしたが、年間では23%まで戻していますので、現在値はあまり参考にならないかもしれません。
最後に通期のガイダンスです。

報告ベースの一株利益は5.70~5.82ドルとなっており、2月に発表した時から0.20ドルほど下方修正しています。
また調整後一株利益は6.19~6.31ドルで、こちらも2月発表時は6.32~6.44ドルでした。
ただ、為替の影響を除いたベースでの調整後一株利益は6.55~6.67ドルとし、従来予想の6.43~6.55ドルからは上方修正しました。為替のマイナス影響が0.36ドルもあるようです。
決算発表を受けてのフィリップ・モリスの株価は前日比3.83%高となり、97.66ドルで終えました。久しぶりに100ドル台を伺うかといったところです。

たばこ株は衰退の一途だと、ちまたでは思われていますが、意外と上手くやってくれるので、私は好きです。
楽しい投資生活を。

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