こんにちは。時短父さんです。
米ジョンソン&ジョンソン(JNJ)が連続増配62年目となる四半期配当の4.2%増配を発表しました。これにより四半期配当は従来の1.19ドルから、新たに1.24ドルとなります。
プレスリリースは以下の通りです。

年率換算では従来4.76ドルでしたが、新たに4.96ドルなり、5ドルにあと一歩に近づきました。今回発表された四半期配当の支払い日は6月4日、権利落ち日は5月20日です。
下にジョンソン&ジョンソンの配当と増配率の推移をグラフで示しました。

配当は緩やかではありますが、順調に右肩上がりを続けています。増配率については、2022年に6.6%、2023年に5.3%、そして2024年は4.2%と、1%以上ずつ低下しています。2年連続の増配率低下は2016年~2018年以来のことです。
そして5%を下回ったのは初めてで、4.2%というのは(調べた限りでは)これまで最も低い増配率です。
どうしちゃったんでしょうかね?
正直言って、よく分かりません。消費者部門のケンビューを本体から切り離したことが影響しているのかもしれません。キャッシュフローの見通しに何等かのマイナス要因が働いている可能性がありますが、現時点ではキャッシュフローの発表はないでので不明です。
ただ同日に発表した1-3月期の決算では、売上高はほぼ市場予想と一致し、調整後の一株利益は市場予想を上回っています。
売上高 213.83億ドル(前年同期比2.3%増)
純利益 53.54億ドル(前年同期は0.68億ドルの純損失)
希薄化後一株利益 2.20ドル(前年同期は0.19ドルの損失)
調整後一株利益 2.71ドル(前年同期比12.4%増)

(※2023年売上高はケンビューの調整を反映)
2023年1-3月期で純損失となったのはベビーパウダー訴訟での和解金を69億ドル積んだことによるものです。
また上のグラフでは2023年の売上高が前年比で減少していますが、これはケンビュー切り離し分を反映したものです。本来なら分離後のみでお伝えすべきかと思いますが、ある程度の連続性をお見せするために、2022年以前もあえて掲載しています。
売上高のうち、売上高比率が高いのはOncologyとImmunologyの分野ですね。いずれもInnovative Medicineセグメントに属しており、ジョンソン&ジョンソンの主力薬であるDARZALEXとSTELARAを抱えています。

Innovative Medicine全体では売上高は前年同期比1.1%増でしたが、主だった内訳はコロナワクチンを含むINFECTIOUS DISEASESが同48%減少、IMMUNOLOGY(免疫)が同3.3%増、ONCOLOGY(腫瘍)が17.1%増でした。
MEDTECH(医療機器)セグメントではCARDIOVASCULAR(心血管系)が前年同期比20.2%増でした。セグメント全体では同4.5%増でした。
ジョンソン&ジョンソンは通期ガイダンスを更新していまして、今年1月に発表した内容から一部の項目において若干の上方修正を行っています。

Operational SalesやOperational EPSはわずかに上方修正しているものの、報告ベースの売上高と調整後一株利益のややレンジを絞ったものの中間値は変わらずでした。
ガイダンスにやや失望したのでしょうか、決算発表後の取引ではジョンソン&ジョンソンの株価は前日比2%下落しました。
また年初来では10%近く下落しています。

配当利回りも3.3%まで上昇していますね。
個人的にはジョンソン&ジョンソンには強気ですので、こういった株価の下落局面では積極的に買ってみたいなと思っています。
皆さんはどう判断されますか?
楽しい投資生活を。

米ジョンソン&ジョンソン(JNJ)が連続増配62年目となる四半期配当の4.2%増配を発表しました。これにより四半期配当は従来の1.19ドルから、新たに1.24ドルとなります。
プレスリリースは以下の通りです。

年率換算では従来4.76ドルでしたが、新たに4.96ドルなり、5ドルにあと一歩に近づきました。今回発表された四半期配当の支払い日は6月4日、権利落ち日は5月20日です。
下にジョンソン&ジョンソンの配当と増配率の推移をグラフで示しました。

配当は緩やかではありますが、順調に右肩上がりを続けています。増配率については、2022年に6.6%、2023年に5.3%、そして2024年は4.2%と、1%以上ずつ低下しています。2年連続の増配率低下は2016年~2018年以来のことです。
そして5%を下回ったのは初めてで、4.2%というのは(調べた限りでは)これまで最も低い増配率です。
どうしちゃったんでしょうかね?
正直言って、よく分かりません。消費者部門のケンビューを本体から切り離したことが影響しているのかもしれません。キャッシュフローの見通しに何等かのマイナス要因が働いている可能性がありますが、現時点ではキャッシュフローの発表はないでので不明です。
ただ同日に発表した1-3月期の決算では、売上高はほぼ市場予想と一致し、調整後の一株利益は市場予想を上回っています。
売上高 213.83億ドル(前年同期比2.3%増)
純利益 53.54億ドル(前年同期は0.68億ドルの純損失)
希薄化後一株利益 2.20ドル(前年同期は0.19ドルの損失)
調整後一株利益 2.71ドル(前年同期比12.4%増)

(※2023年売上高はケンビューの調整を反映)
2023年1-3月期で純損失となったのはベビーパウダー訴訟での和解金を69億ドル積んだことによるものです。
また上のグラフでは2023年の売上高が前年比で減少していますが、これはケンビュー切り離し分を反映したものです。本来なら分離後のみでお伝えすべきかと思いますが、ある程度の連続性をお見せするために、2022年以前もあえて掲載しています。
売上高のうち、売上高比率が高いのはOncologyとImmunologyの分野ですね。いずれもInnovative Medicineセグメントに属しており、ジョンソン&ジョンソンの主力薬であるDARZALEXとSTELARAを抱えています。

Innovative Medicine全体では売上高は前年同期比1.1%増でしたが、主だった内訳はコロナワクチンを含むINFECTIOUS DISEASESが同48%減少、IMMUNOLOGY(免疫)が同3.3%増、ONCOLOGY(腫瘍)が17.1%増でした。
MEDTECH(医療機器)セグメントではCARDIOVASCULAR(心血管系)が前年同期比20.2%増でした。セグメント全体では同4.5%増でした。
ジョンソン&ジョンソンは通期ガイダンスを更新していまして、今年1月に発表した内容から一部の項目において若干の上方修正を行っています。

Operational SalesやOperational EPSはわずかに上方修正しているものの、報告ベースの売上高と調整後一株利益のややレンジを絞ったものの中間値は変わらずでした。
ガイダンスにやや失望したのでしょうか、決算発表後の取引ではジョンソン&ジョンソンの株価は前日比2%下落しました。
また年初来では10%近く下落しています。

配当利回りも3.3%まで上昇していますね。
個人的にはジョンソン&ジョンソンには強気ですので、こういった株価の下落局面では積極的に買ってみたいなと思っています。
皆さんはどう判断されますか?
楽しい投資生活を。

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