こんにちは。時短父さんです。

コストコ・ホールセール(COST)が5月の四半期配当において、従来の1.02ドルから新たに1.16ドルへと増配することを発表しました。年間配当は4.64ドルとなります。

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支払日は5月10日、権利確定日は4月26日です。

COST配当推移

増配率は13.7%です。ホントです。2018年から見ると、2020年の7%台を除き、全ての年で四半期配当を13~14%台で増配しています。

2005年から見ると、増配率が一桁台だったのは、その2020年と2006年(の8.3%)、2008年(の6.7%)だけという、脅威の増配ペースとなっています。

ここまでの増配ペースはあまり見かけないですよね(知る限りでは他にクレジットカード会社くらいかな)。

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コストコは、通常の配当に加えて、今年1月に一株当たり15ドルの特別配当を支払っています。年間で20ドル近い額の配当を払うことになりますね。

過去の配当支払額を調べていましたら、この特別配当というのは、数年に一回あるようですね。2017年には7ドルの特別配当を、2021年にも10ドルの特別配当を支払っていました。

特別配当の増配も凄いですね。。7年で2倍以上になっています。。

コストコのフリーキャッシュフロー(営業キャッシュフローから投資支出を差し引いた額)と配当支払額、配当性向を調べてみました。

FCF

特別配当の無い年では高くても40%台の配当性向ですし、2023年はフリーキャッシュフローが64.5億ドルに対して、配当支払額は12.5億ドルでしたので、配当性向は20%を下回っていました。

さすがに特別配当ががあると、配当性向は急上昇して、100%前後になってしまいます。

ちなみに2024年の特別配当では総額66億ドル以上支払う計算ですので、それだけで2023年のフリーキャッシュフローをオーバーします。

おそらく2024年の見通しとしても、キャッシュフローは問題ないとの判断でのことだからでしょう。きっと2024年のフリーキャッシュフローは70億ドルを超えてくるのかもしれません。

いずれしましても、あんな綺麗な増配のグラフをしている銘柄はほとんど見たことないです。バリュエーションが低ければ(配当利回りも高ければ)、是非とも保有したい銘柄なんですけどね。。

楽しい投資生活を。
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