こんにちは。時短父さんです。

米たばこメーカーのフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)から4月支払の四半期配当が入金されました。

こちらが私、楽天証券で保有するフィリップ・モリスの配当受け取り画面です。

PM

特定口座と旧NISA口座で保有している関係で、ややこしい表示になっていますが、合計で131.26ドルが入金されました。

あれ?前回は131.51ドルでした。なので、0.25ドル(25セント)減っているじゃないですか。

配当単価は1.30ドルで前回と変わらず(減配なし)、保有数量も合計で125株というもの変わりありません。旧NISA口座から特定口座に移ったということもないです。なので、非課税分が減って、課税分が増えたなんてこともないのです。

では何故受取額が減ってしまったのか?

前回(2024年1月)受取時の画面を見てみましょう。

PM

これで分かったら凄いですが、、ちょっとわかりづらいですね。


では特定口座のみの表示で前回と今回を併記してみますね。

PM

キャプチャで見づらければ、下を見て下さい。

今回(前回)
単価      数量    受取金額
0.065(0.039) 116(116) 5.43(3.26)
1.235(1.261) 116(116) 114.18(116.59)

どうでしょうか?

そもそも単価が何故2つに分かれているか?ですが、これはフィリップ・モリスが80/20Companyの税制優遇を受けている関係です。

で、今回単価の部分が変わっていますね。上段は増えていますし、下段は減っています。

上段(0.065)と下段(1.235)の違いは、前者は通常課税分、後者は優遇税制分です。つまり鵜羽状課税分が増えて、優遇税制分が減っていることになります。

単価では通常課税分が0.026ドル分増え、逆に優遇税制分が0.026ドル分減っています。結果、受取金額では前者が2.17ドル増えた一方で、後者は2.41ドル減りました。

よって、全体としては0.24ドル(※実際には0.25ドル)減ったことになります。

つまり優遇税制分が減ったということは、実質増税されたということですかね。80/20 Companyでは配当の5%が通常課税、95%が優遇税制適用となっていまして、今回もそれ(1.30ドル×5%=0.065ドル)にあたります。

が、実は2023年4月~2024年1月分の配当においては、配当の通常課税が3%、97%が優遇税制適用だったようなのです。

ただ過去にも、具体的には2020年での配当では3%:97%の時もありました。

3%(97%)だったり、5%(95%)だったりと年によって優遇税制適用の比率が変動するようですね。

今回は5%:95%の比率になったいうことのようです。この比率がどうやって決まるかは私も良く知りません。法律によるところが大きいような気はしていますが。

なので、おそらくフィリップ・モリスの全株主の(保有数量が変わらなければ)配当の受け取り額が減っている可能性が大ですね。

今日はフィリップ・モリスから配当を受け取って嬉しい反面、優遇税制分の受取が減ってしまったというお話でした。

楽しい投資生活を。
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