こんにちは。時短父さんです。

昨日、米国株ブロガー・ローンウルフさんがブログ記事(「馬鹿では稼げなかった米国株高配当投資」)を投稿しまして、その内容がバフェット太郎さんの情報発信についてでした。なかなか辛口のご意見でしたね。

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私も、バフェット太郎さんの最近については、いろいろ思うのことろがありますが、それでも私の投資に与えた影響(投資方針、銘柄、当ブログ)は多大でして、一応尊敬をしている方ではあります。

ポートフォリオにおける最低評価銘柄を毎月定額買い増す、というやり方は私は今でも続けていますし、それによってエクソン・モービル(XOM)のように大きく買い増せた(そして結果伸びた)事実もあります。

バフェット太郎さんをここで批判することは避けたいとは思いますが、著書に書かれている「黄金銘柄30選」は多くの方に影響を与えているでしょうし、その結果を客観的に見ることは大切かなと思っています。

そこで著書に記載のある30銘柄の当初の配当と今のはどうなっているのか、確認してみます。配当を選ぶのは、著書が高配当投資をテーマにしているからです。

比較対象は、2017年第4四半期の四半期配当と、2024年第1四半期の四半期配当です。約6年経ってどうだったか?ということです。

早速見て行きます。

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青棒が2017年4Q、赤帽が2024年1Qのそれぞれの四半期配当額を示しています。2017年1Qの配当が多い順に左から並べてあります。

どうでしょう?

当初、配当額が1位だったIBM(1.57ドル⇒1.66ドル)はほとんど増額しておらず、1位の座を譲ってしまっています。代わりに配当額で1位になったのは、AMGNとHD(ともに2.25ドル)です。

当初、2位だったMMM(1.175ドル⇒1.51ドル)も、下位のCVX(1.08ドル⇒1.63ドル)やABBV(0.64ドル⇒1.55ドル)に抜かされましたね。

増配率が高い方から順に並べてみましょう。

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グラフだけでなく、表も載せておきます。

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HD、ABBV、ABTの3銘柄は増配率100%超えとなっています。つまり配当が2倍以上になったということ。4位のAMGNも96%ですので、医薬銘柄が上位にいることが分かります。

そして減配銘柄も4つ(WFC、KHC、INTC、T)あります。30銘柄中4銘柄が減配(当時の水準に戻らず)ということで、4銘柄に関しては「黄金」ではなかったですね。ここに投資していた方(私も)は凍死しました。

皆さんの保有銘柄はいかがですか?

今後も、過去6年間のようになるとは限りませんが、何かヒントになれるものが得られたのではないでしょうか?


楽しい投資生活を。
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バカでも稼げる 「米国株」高配当投資
バフェット太郎
ぱる出版
2019-01-24