こんにちは。時短父さんです。

数日前に発表されたバンガード米国株ETFの分配金情報のうち、セクター別ETFの分配金についてはお伝えしていませんでしたので、こちらに載せたいと思います。

生憎、すでに権利落ち日は過ぎてしまったので、次回以降の参考にして頂ければと思います。

いきなりですが、セクター別ETF10銘柄の分配金単価と増配率を以下に示します。



今回は10銘柄中、4銘柄が前年同期比で減配でした。前年同期（2023年-1Q）は10銘柄全てが増配でしたが、前回（2023年-4Q）は6銘柄が減配でした。

今回増配だった銘柄も比較的低位な増配率でしたね。ただ一つVGTを除いては、、（笑）VGTの63.2％増配は、同銘柄の過去どの四半期においても最も高い増配率となりました。1ドル台の分配金も初めてのことです。

では、個別に分配金推移を見ていきましょう。

通信セクター（VOX）


分配金は0.3218ドルで、増配率は6.1％増で、5四半期連続での増配となっています。1Qの平均増配率は11.8％でした。2023年は（2022年の減配の反動で）全ての四半期で47％以上の増配となっていました。

一般消費財セクター（VCR）


分配金は0.6385ドルで、前年同期比8.1％減配でした。1Qの平均増配率は40.3％でした。VCRは前回も減配でしたので、2四半期連続となります。

生活必需品セクター（VDC）


分配金は0.8620ドルで、前年同期比2.4％増配でした。1Qの平均増配率は9.2％でした。上のグラフを見ると、四半期ではずっと増配が続いているように見えますが、直近では2四半期連続増に留まっています。

エネルギーセクター（VDE）


分配金は0.9559ドルで、前年同期比5.3％減配でした。1Qの平均増配率は6.6％でした。これでVDEの四半期分配金は4四半期連続で減配となっています。昨年は年間でも減配となっていました。

金融セクター（VFH）


分配金は0.3997ドルで、前年同期比8.2％減配でした。1Qの平均増配率は28.8％でした。VFHも2四半期連続での減配ですね。。

ヘルスケアセクター（VHT）


分配金は0.8189ドルで、前年同期比7.9％増配でした。1Qの平均増配率は26.6％でした。前回は8.7％の減配でしたが、増配に転換しました。

資本財セクター（VIS）


分配金は0.6187ドルで、前年同期比2.2％増配でした。1Qの平均増配率は4.3％でした。VISは2四半期連続での増配となりました。

情報技術セクター（VGT）


分配金は1.259ドルで、前年同期比63.2％増配でした。1Qの平均増配率は13.4％でした。

先ほども書いたように、VGTにとって最も高い増配率です。ただ連続増配の観点で言うと、前回は減配でしたので、増配に転換したとしか言えません。


素材セクター（VAW）


分配金は0.6817ドルで、前年同期比0.0％でした（厳密に言えば、0.0001ドル減）。1Qの平均増配率は11.4％でした。VAWは昨年年間で減配でしたので、今年増配に転換できるか注目です。

公益事業セクター（VPU）


分配金は1.0961ドルで、前年同期比4.1％減配でした。1Qの平均増配率は5.8％でした。VPUは堅実に増配を続けていますので、今年もまだ増配は諦める必要ありませんね。


今日はバンガードのセクター別ETFの分配金情報をお伝えしました。

楽しい投資生活を。