こんにちは。時短父さんです。
昨日、特定口座の3M株を手放したばかりですが、、、
スピンオフされるヘルスケア事業の新会社であるソルベンタム(SOLV)について、3Mがプレスリリースを発表しました。
プレスリリースのタイトルはSolventum Hosts Inaugural Invester Day Ahead of Its Planned Spinoff from 3Mとなっており、早速ソルベンタムが投資家向けに直に話をする機会を設けたようです。
その中では、当然にソルベンタムの経営方針も話されます。
ここでは3本柱が示されました。
一つ目は、多様で耐久性のある事業のしっかりとした基礎を築き、大きく成長している市場において強力なポジションを確立すること、だそうです。
二つ目は、産業と市場のダイナミックに即した独自の資本分配戦略を追い求めるため、独立した企業として焦点と俊敏性を高めること、だそうです。
三つ目は、高いリターンを創出するために、収入を増やし、利益率を拡大させ、キャッシュフローを改善させること、だそうです。
何となく訳は合っていますかね、、。
気になる株主還元についての言及はなかったですね。関連するとすれば、三つ目の「高いリターンを創出する」、「キャッシュフローを改善」の箇所ですが、直接触れて欲しかったと思います。
まだ株主還元にまで触れる余裕がないのでしょうか。というか、配当は出るのか?3M全体の売上高の約1/4をソルベンタムが持って行くわけですから、単純に配当額もその分移っても良いようなものですが、まだはっきりとしていません。
プレスリリースでは、2024年のガイダンスも公表されました。
一つ目は、オーガニックレベニューの成長率は-2%~0%、とのこと。え、、減収予想なの?(゚∇゚ ;)エッ!?
ちなみに2023年のヘルスケア事業は20.3億ドルの売上高で前年比0.3%減でした。オーガニックレベニューと報告ベース売上高は違いますが、それにしてもいきなり減収予想はどうなのでしょうか?
二つ目は、調整後一株利益は6.10ドル~6.40ドルだそうです。
2023年の3M全体の調整後一株利益は9.24ドルでした。なので、単純に3Mの一株利益の2/3程度は、ヘルスケア事業が稼いでいたことになるのかな??
というか、残された他事業でやっていけるのでしょうか、、。残された事業の一株利益は、3ドル前後になるのでしょうから、現行の四半期配当1.51ドルの2回分(2四半期分)で、利益を食いつぶしてしまうことになりそうです。これは3Mの配当維持は厳しいのではないでしょうか?
三つ目は、フリーキャッシュフローは7億ドル~8億ドル、だそうです。
2023年の3M全体のフリーキャッシュフローは50.6億ドルでしたので、それの14%~16%になります。キャッシュフローは大したことないのですね。一株利益はあんなに稼ぎそうなのに。
経営方針の3つ目で「キャッシュフローの改善」に触れられていましたが、整合取れていますね。
そうすると、3Mの残された事業で稼ぐフリーキャッシュフローは、概算で42億ドル~43億ドルということになりますが、2023年の配当支払額(33億ドル)を賄うにはまずまず(配当性向は80%程度)と言えます。
一株利益では、3Mについて現行の配当水準を維持できなさそうですが、キャッシュフローでは維持は可能と判断できます。難しいし、微妙なところですね。
昨日、売却した3M株を買戻し、ソルベンタム株も買うかは、インカム投資家としては、やはり配当政策がどうなるか?に左右されそうです。スピンオフ直後(4月初)にそれが発表されるとも思えませんので、ずるずると行ってしまう可能性もあります。
思い切って、4月1日に買い戻しても良いけどね。もう少し情報が集まると良いかなと思います。
楽しい投資生活を。
昨日、特定口座の3M株を手放したばかりですが、、、
スピンオフされるヘルスケア事業の新会社であるソルベンタム(SOLV)について、3Mがプレスリリースを発表しました。
プレスリリースのタイトルはSolventum Hosts Inaugural Invester Day Ahead of Its Planned Spinoff from 3Mとなっており、早速ソルベンタムが投資家向けに直に話をする機会を設けたようです。
その中では、当然にソルベンタムの経営方針も話されます。
ここでは3本柱が示されました。
一つ目は、多様で耐久性のある事業のしっかりとした基礎を築き、大きく成長している市場において強力なポジションを確立すること、だそうです。
二つ目は、産業と市場のダイナミックに即した独自の資本分配戦略を追い求めるため、独立した企業として焦点と俊敏性を高めること、だそうです。
三つ目は、高いリターンを創出するために、収入を増やし、利益率を拡大させ、キャッシュフローを改善させること、だそうです。
何となく訳は合っていますかね、、。
気になる株主還元についての言及はなかったですね。関連するとすれば、三つ目の「高いリターンを創出する」、「キャッシュフローを改善」の箇所ですが、直接触れて欲しかったと思います。
まだ株主還元にまで触れる余裕がないのでしょうか。というか、配当は出るのか?3M全体の売上高の約1/4をソルベンタムが持って行くわけですから、単純に配当額もその分移っても良いようなものですが、まだはっきりとしていません。
プレスリリースでは、2024年のガイダンスも公表されました。
一つ目は、オーガニックレベニューの成長率は-2%~0%、とのこと。え、、減収予想なの?(゚∇゚ ;)エッ!?
ちなみに2023年のヘルスケア事業は20.3億ドルの売上高で前年比0.3%減でした。オーガニックレベニューと報告ベース売上高は違いますが、それにしてもいきなり減収予想はどうなのでしょうか?
二つ目は、調整後一株利益は6.10ドル~6.40ドルだそうです。
2023年の3M全体の調整後一株利益は9.24ドルでした。なので、単純に3Mの一株利益の2/3程度は、ヘルスケア事業が稼いでいたことになるのかな??
というか、残された他事業でやっていけるのでしょうか、、。残された事業の一株利益は、3ドル前後になるのでしょうから、現行の四半期配当1.51ドルの2回分(2四半期分)で、利益を食いつぶしてしまうことになりそうです。これは3Mの配当維持は厳しいのではないでしょうか?
三つ目は、フリーキャッシュフローは7億ドル~8億ドル、だそうです。
2023年の3M全体のフリーキャッシュフローは50.6億ドルでしたので、それの14%~16%になります。キャッシュフローは大したことないのですね。一株利益はあんなに稼ぎそうなのに。
経営方針の3つ目で「キャッシュフローの改善」に触れられていましたが、整合取れていますね。
そうすると、3Mの残された事業で稼ぐフリーキャッシュフローは、概算で42億ドル~43億ドルということになりますが、2023年の配当支払額(33億ドル)を賄うにはまずまず(配当性向は80%程度)と言えます。
一株利益では、3Mについて現行の配当水準を維持できなさそうですが、キャッシュフローでは維持は可能と判断できます。難しいし、微妙なところですね。
昨日、売却した3M株を買戻し、ソルベンタム株も買うかは、インカム投資家としては、やはり配当政策がどうなるか?に左右されそうです。スピンオフ直後(4月初)にそれが発表されるとも思えませんので、ずるずると行ってしまう可能性もあります。
思い切って、4月1日に買い戻しても良いけどね。もう少し情報が集まると良いかなと思います。
楽しい投資生活を。
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