こんにちは。時短父さんです。

米3M(MMM)と米コカ・コーラ(KO)が7-9月期の決算を発表しました。

それのぞれの内容について掻い摘んでお伝えます。

まずは3Mから。

売上高 83.12億ドル(前年同期比3.5%減)
営業損失 26.54億ドル(前年同期は41.56億ドルの利益)
損失 20.75億ドル(同38.63億ドルの利益)
希薄化後一株損失 3.74ドル(同6.77ドルの利益)
調整後一株利益 2.68ドル(前年同期比3.1%増)

損失がーーー('A`|||)と焦りましたが、そういえば耳栓訴訟の件で和解金を払うって話がありましたね。それが理由ですので、ご安心を。

売上高は前年同期で減少しましたが、市場予想80億ドルは上回りましたし、調整後一株利益も予想2.35ドルを大きく上回りました。

3Q業績推移

キャッシュフローも改善しています。

1-9月期の営業キャッシュフローは46.94億ドル(前年同期比27.9%増)、投資支出は12.57億ドル(同1.1%増)、フリーキャッシュフローは34.37億ドル(同41.7%増)でした。

1-9月期の売上高で割った営業キャッシュフローマージンは17.9%で、前年同期の14.0%から上昇しました。

3QCF推移

同じ期間に株主に支払った配当は24.83億ドルだったので、これをフリーキャッシュフローで割った配当性向は72.2%でした。

まずまずの結果を受けて、3Mは通期の見通しを引き上げています。従来の調整後一株利益予想は8.60-9.10ドルでしたが、これを8.95-9.15ドルに引き上げています。

また調整後の営業キャッシュフローも59-63億ドルだった従来予想を、65-69億ドルに引き上げています。

続いてコカ・コーラです。

売上高 119.53億ドル(前年同期比8.0%増)
営業利益 32.70億ドル(同5.9%増)
純利益 30.87億ドル(同9.3%増)
希薄化後一株利益 0.71ドル(同9.2%増)
調整後一株利益 0.74ドル(同7.2%増)

売上高の市場予想は114.22億ドル、調整後一株利益の市場予想は0.69ドルでしたので、それぞれ実績が上回りました。とても良い内容と思います。

【KO】3Q業績推移

下は売上高に寄与した要因を地域・事業ごとに示したものですが、PriceMixのコラムが全体で+9%となっていて、為替の逆風(-2%)を打ち消しました。

販売量も+2%ということで、満足な結果ではないでしょうか。

KO 2023-3Q

おかげで1-9月期のキャッシュフローも良かったです。

営業キャッシュフローは89.29億ドル(前年同期比10.7%増)、投資支出は10.01億ドル(同29.0%増)、フリーキャッシュフローは79.28億ドル(同8.7%増)でした。

同期間の営業キャッシュフローマージンは25.6%で、前年同期の24.5%から上昇しています。

コカ・コーラはこの期間に株主に40.78億ドルの配当を支払いましたので、配当性向は51%となり、前年同期の54%から低下させています。

【KO】3Qキャッシュフロー推移


最後にコカ・コーラの業績に見通してについてです。

Non-GAAPのオーガニック・セールスは10-11%増に引き上げ(従来は8-9%増)ました。調整後の売上高に対する為替のマイナス効果は4%としました(従来は3-4%)。また調整後一株利益は7-8%増としました(従来は5-6%増)。

キャッシュフローについては変更はありませんでした。

OUTLOOK2023 3Q

概ね良い結果だったんではないでしょうか?

株価にどんな反応がでますかね。明日の朝を待ちましょう。

※以下、株価情報を追加しました。

3Mは前日比+5.76%、
3

コカ・コーラは同+3.29%となっています。

3

ホルダーの皆さん、おめでとうございます!

楽しい投資生活を。
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