こんにちは。時短父さんです。
昨日は、「配当株投資をするならここをチェックせよ!①」として、キャッシュフロー計算書の見方、そこからフリーキャッシュフローの算出の仕方をお伝えました。
それでは、実際にどんな銘柄のキャッシュフローが配当株投資として相応しいのか(望ましいのか)を確認して行きたいと思います。
そして、あまり良くない(改善の余地がある)キャッシュフローの状態となっている銘柄についても触れたいと思います。
そうすることで、ご自身が探している、もしくは保有している銘柄のそれがどちらに該当しそうかで、投資可否の判断ができることでしょう。
まずは理想的なキャッシュフローを形成している銘柄を見て行きます。
一つ目はこれです。

マイクロソフト(MSFT)です。
FY2023の営業キャッシュフローは875億ドル、投資支出281億ドル、フリーキャッシュフローは594億ドルでした。
見た目にも美しいキャッシュフロー推移ですが、それを醸し出すのは営業キャッシュフローの継続的な増加です。
投資支出も増えてはいますが、基本的にはそれをも上回る営業キャッシュフローの増加により、フリーキャッシュフローが増えています。
2つ目はこちら。

そう。ビザ(V)です。
FY2022の営業キャッシュフローは188億ドル、投資支出は9億ドル、フリーキャッシュフローは179億ドルでした。
ビザはコロナ禍で営業キャッシュフローが減少しましたが、ここ2年は大きな伸びを示しています。
ビザの特徴は投資支出が少ないことです。先ほどのマイクロソフトは営業キャッシュフロー875億ドルに対して、投資支出281億でした(32%)が、ビザは188億ドルに対して、9億ドルです(5%)。
ビジネスをする上で投資が少なくて済むのは、アドバンテージがデカいですね。
上2つは通常、配当株投資銘柄とは見なされません。むしろキャピタルを狙う成長株として見られます。
しかし、どちらにしてもキャッシュフローが拡大傾向にある、という点は共通して見ておくべきなのでしょう。
では、配当株としての例を出しましょう。
3つ目はこちらです。

たばこ株のアルトリア・グループ(MO)です。
2022年の営業キャッシュフローは82億ドル、投資支出は2億ドル(2%)、フリーキャッシュフローは80億ドルでした。
どうでしょう?
ほとんど投資支出がないのです。下に伸びるグラフが見えませんよね(笑)
営業キャッシュフローはほとんど伸びてませんが、投資支出が少ないために、フリーキャッシュフローは横ばいで推移できるのです。
成長性が見えてきませんが、そこはご安心を。アルトリアはたばこ会社です。値上げをすれば、ほとんどの喫煙者は付いてきます。
おそらく営業キャッシュフローに対して、ここまで投資支出が少なく済む銘柄も珍しいと思います。
そして最後に改善の余地のある銘柄としてはこちらです。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)です。
2022年の営業キャッシュフローは371億ドル、投資支出は230億ドル(62%)、フリーキャッシュフローは140億ドルでした。
フリーキャッシュフローはプラスなので、まだ良いのですが、フリーキャッシュフローよりも投資支出が多いのが難点ですね。
しかも営業キャッシュフローが2年連続で減少している点も頂けないです。
業種柄、投資が大きいのは仕方ないとは思います。だからこそ営業キャッシュフローの拡大こそフリーキャッシュフローを増やす鍵なわけですから、ここは強化してもらいたいと思います。
ここまで配当株投資をするうえで、チェックすべきキャッシュフローについて具体例を挙げて見てきました。
理想はマイクロソフトやビザのようにキャッシュフローが増加していて、アルトリアのように利回りが高い銘柄です。が、そんな上手いことは行きません(笑)
自分がどちらなら許容できるか考えて投資するのが良いかと思います。私はどちらにも投資していますが。
楽しい投資生活を。

昨日は、「配当株投資をするならここをチェックせよ!①」として、キャッシュフロー計算書の見方、そこからフリーキャッシュフローの算出の仕方をお伝えました。
それでは、実際にどんな銘柄のキャッシュフローが配当株投資として相応しいのか(望ましいのか)を確認して行きたいと思います。
そして、あまり良くない(改善の余地がある)キャッシュフローの状態となっている銘柄についても触れたいと思います。
そうすることで、ご自身が探している、もしくは保有している銘柄のそれがどちらに該当しそうかで、投資可否の判断ができることでしょう。
まずは理想的なキャッシュフローを形成している銘柄を見て行きます。
一つ目はこれです。

マイクロソフト(MSFT)です。
FY2023の営業キャッシュフローは875億ドル、投資支出281億ドル、フリーキャッシュフローは594億ドルでした。
見た目にも美しいキャッシュフロー推移ですが、それを醸し出すのは営業キャッシュフローの継続的な増加です。
投資支出も増えてはいますが、基本的にはそれをも上回る営業キャッシュフローの増加により、フリーキャッシュフローが増えています。
2つ目はこちら。

そう。ビザ(V)です。
FY2022の営業キャッシュフローは188億ドル、投資支出は9億ドル、フリーキャッシュフローは179億ドルでした。
ビザはコロナ禍で営業キャッシュフローが減少しましたが、ここ2年は大きな伸びを示しています。
ビザの特徴は投資支出が少ないことです。先ほどのマイクロソフトは営業キャッシュフロー875億ドルに対して、投資支出281億でした(32%)が、ビザは188億ドルに対して、9億ドルです(5%)。
ビジネスをする上で投資が少なくて済むのは、アドバンテージがデカいですね。
上2つは通常、配当株投資銘柄とは見なされません。むしろキャピタルを狙う成長株として見られます。
しかし、どちらにしてもキャッシュフローが拡大傾向にある、という点は共通して見ておくべきなのでしょう。
では、配当株としての例を出しましょう。
3つ目はこちらです。

たばこ株のアルトリア・グループ(MO)です。
2022年の営業キャッシュフローは82億ドル、投資支出は2億ドル(2%)、フリーキャッシュフローは80億ドルでした。
どうでしょう?
ほとんど投資支出がないのです。下に伸びるグラフが見えませんよね(笑)
営業キャッシュフローはほとんど伸びてませんが、投資支出が少ないために、フリーキャッシュフローは横ばいで推移できるのです。
成長性が見えてきませんが、そこはご安心を。アルトリアはたばこ会社です。値上げをすれば、ほとんどの喫煙者は付いてきます。
おそらく営業キャッシュフローに対して、ここまで投資支出が少なく済む銘柄も珍しいと思います。
そして最後に改善の余地のある銘柄としてはこちらです。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)です。
2022年の営業キャッシュフローは371億ドル、投資支出は230億ドル(62%)、フリーキャッシュフローは140億ドルでした。
フリーキャッシュフローはプラスなので、まだ良いのですが、フリーキャッシュフローよりも投資支出が多いのが難点ですね。
しかも営業キャッシュフローが2年連続で減少している点も頂けないです。
業種柄、投資が大きいのは仕方ないとは思います。だからこそ営業キャッシュフローの拡大こそフリーキャッシュフローを増やす鍵なわけですから、ここは強化してもらいたいと思います。
ここまで配当株投資をするうえで、チェックすべきキャッシュフローについて具体例を挙げて見てきました。
理想はマイクロソフトやビザのようにキャッシュフローが増加していて、アルトリアのように利回りが高い銘柄です。が、そんな上手いことは行きません(笑)
自分がどちらなら許容できるか考えて投資するのが良いかと思います。私はどちらにも投資していますが。
楽しい投資生活を。

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