こんにちは。時短父さんです。
19日の米国株式市場で、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の株価が2.6%の下落となりました。

同日に発表された7-9月期の決算で純収入が市場予想に届かなかったことなどや通期見通しの一部引き下げが影響したものと思われます。
その決算ですが、、
純収入 91.41億ドル(前年同期比13.8%増)
営業利益 33.70億ドル(同13.5%増)
純利益 20.54億ドル(同1.6%減)
希薄化後一株利益 1.32ドル(同1.5%減)
調整後一株利益 1.67ドル(同9.2%増)
純収入の市場予想は91.96億ドルでしたので、これにわずかに届きませんでした。また調整後一株利益の市場予想は1.61ドルでしたので、これを上回りました。
また四半期の純利益について確認したところ、実は5四半期連続で減益となっていました。これ、ちょっとヤバいかもですね。

今期に限っていえば、Marketing, administration and research costsやProvision for income taxesが増えていることが純利益を押し下げています(特に後者)。
たばこ関連の出荷数は、紙巻たばこが1613億ユニットで前年同期比1%減、加熱式たばこが324億ユニットで同18%増でした。

一応、加熱式たばこの市場は成長しているので、安心しました。
地域別ではAMERICASの出荷数の減少が著く、純収入への貢献が小さかったです。一方で、EA, AU AND PMI DFは出荷数・純収入ともに11%増で好調でした。
またフィリップ・モリスのキャッシュフローですが、7-9月期は持ち直おしており、34.1億ドルで11%増でした。が、1-9月期では59.02億ドルで23%減となっています。
1-9月期の純収入が261億ドル(前年同期比10%増)ですので、この間の営業CFマージンは23%となりました。前年同期の33%から10%ポイントも低下しました。

尚、現時点では投資支出が発表されていないので、フリーCFも算出できません。
最後に通期の見通しです。

報告ベースの一株利益は4.95-4.98ドルとしており、従来予想の5.36-5.45ドルから大きく引き下げいます。2022年の実績は5.81ドルでした。
調整後では6.05-6.08ドルとし、従来6.13-6.22ドルから引き下げています。
ただし為替の影響を除いたベースでは、6.58-6.61ドルで、従来予想を上回るとともに、2022年実績(5.98ドル)も上回っています。
ということは、為替の影響がデカいってことですね。
確かに5四半期連続の減益はキツイし、1-9月期の営業CFの減少もキツイですが、前者については為替の影響大きそうですし、後者については四半期では回復しているので、まだ耐え得るのかなと思います。
楽しい投資生活を。

19日の米国株式市場で、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の株価が2.6%の下落となりました。

同日に発表された7-9月期の決算で純収入が市場予想に届かなかったことなどや通期見通しの一部引き下げが影響したものと思われます。
その決算ですが、、
純収入 91.41億ドル(前年同期比13.8%増)
営業利益 33.70億ドル(同13.5%増)
純利益 20.54億ドル(同1.6%減)
希薄化後一株利益 1.32ドル(同1.5%減)
調整後一株利益 1.67ドル(同9.2%増)
純収入の市場予想は91.96億ドルでしたので、これにわずかに届きませんでした。また調整後一株利益の市場予想は1.61ドルでしたので、これを上回りました。
また四半期の純利益について確認したところ、実は5四半期連続で減益となっていました。これ、ちょっとヤバいかもですね。

今期に限っていえば、Marketing, administration and research costsやProvision for income taxesが増えていることが純利益を押し下げています(特に後者)。
たばこ関連の出荷数は、紙巻たばこが1613億ユニットで前年同期比1%減、加熱式たばこが324億ユニットで同18%増でした。

一応、加熱式たばこの市場は成長しているので、安心しました。
地域別ではAMERICASの出荷数の減少が著く、純収入への貢献が小さかったです。一方で、EA, AU AND PMI DFは出荷数・純収入ともに11%増で好調でした。
またフィリップ・モリスのキャッシュフローですが、7-9月期は持ち直おしており、34.1億ドルで11%増でした。が、1-9月期では59.02億ドルで23%減となっています。
1-9月期の純収入が261億ドル(前年同期比10%増)ですので、この間の営業CFマージンは23%となりました。前年同期の33%から10%ポイントも低下しました。

尚、現時点では投資支出が発表されていないので、フリーCFも算出できません。
最後に通期の見通しです。

報告ベースの一株利益は4.95-4.98ドルとしており、従来予想の5.36-5.45ドルから大きく引き下げいます。2022年の実績は5.81ドルでした。
調整後では6.05-6.08ドルとし、従来6.13-6.22ドルから引き下げています。
ただし為替の影響を除いたベースでは、6.58-6.61ドルで、従来予想を上回るとともに、2022年実績(5.98ドル)も上回っています。
ということは、為替の影響がデカいってことですね。
確かに5四半期連続の減益はキツイし、1-9月期の営業CFの減少もキツイですが、前者については為替の影響大きそうですし、後者については四半期では回復しているので、まだ耐え得るのかなと思います。
楽しい投資生活を。

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