こんにちは。時短父さんです。
3M(MMM)の株価が続伸しましたね。

1.39%高ということで、前日の上げ(5%超)ほどではないですが、低迷していた株価にとっては嬉しいことです。
前日の上げは、耳栓訴訟について55億ドルの補償で暫定合意に至ったとの、関係者の話としての報道を受けたものでした。
そして今日29日の株高は、前日のその報道後、初めて3Mとしてプレスリリースを出したことによるものだと解釈しています。
どんなプレスリリースだったかというと、これです。

原文はもっと長いのですが、要点は書いてあります。
・裁判所の仲介によって、耳栓訴訟に関して合意が得られた。
・総額60億ドル(現金50億ドルと普通株10億ドル)の補償を2023~2029年に行う。
とのことです。
報道にあった暫定合意ではなく、これは正式決定(合意)ということで良いと思います。60億ドルなんて決して小さい金額ではないですが、金額が確定したことが大事。株式で補償するなんてのは、米国らしいですね。
プレスリリースをもう少し読んでいくと、以下のようなことが書いてありました。
・現行の(フロリダやミネソタでの)訴訟を解決するだけでなく、未来起こり得る訴訟についても合意に含まれる。
・今回の合意(補償)は3Mが責任を認めたものではない。あくまで製品は適切に使用されれば安全だという立場だ。
業績への影響については以下のように記載があります。
・23年第3四半期決算において、53億ドルの税引き前費用を計上する予定
・当該費用は調整後損益へ反映される
まぁ、当然でしょうね。
一応、第3四半期の決算で覚悟しておかなければならないのが、表面上の決算は酷いことになりそうということ。
第2四半期では、PFASの和解金の費用計上により、営業損失が89.53億ドルで、希薄化後損失が12.35ドルでした。
これよりはマシかもしれませんが、今回も見た目上の純損失はかなり大きなものとなることでしょう。
なので、賢明な皆さんはどうか冷静になって、調整後利益の方に目を向けるようにして下さいね。
3Mを取り巻く大きな問題が前進しました。なので、ここからは本業で稼ぐ力を回復してもらって、どうか増配の維持をお願いしたいところです。
楽しい投資生活を。

3M(MMM)の株価が続伸しましたね。

1.39%高ということで、前日の上げ(5%超)ほどではないですが、低迷していた株価にとっては嬉しいことです。
前日の上げは、耳栓訴訟について55億ドルの補償で暫定合意に至ったとの、関係者の話としての報道を受けたものでした。
そして今日29日の株高は、前日のその報道後、初めて3Mとしてプレスリリースを出したことによるものだと解釈しています。
どんなプレスリリースだったかというと、これです。

原文はもっと長いのですが、要点は書いてあります。
・裁判所の仲介によって、耳栓訴訟に関して合意が得られた。
・総額60億ドル(現金50億ドルと普通株10億ドル)の補償を2023~2029年に行う。
とのことです。
報道にあった暫定合意ではなく、これは正式決定(合意)ということで良いと思います。60億ドルなんて決して小さい金額ではないですが、金額が確定したことが大事。株式で補償するなんてのは、米国らしいですね。
プレスリリースをもう少し読んでいくと、以下のようなことが書いてありました。
・現行の(フロリダやミネソタでの)訴訟を解決するだけでなく、未来起こり得る訴訟についても合意に含まれる。
・今回の合意(補償)は3Mが責任を認めたものではない。あくまで製品は適切に使用されれば安全だという立場だ。
業績への影響については以下のように記載があります。
・23年第3四半期決算において、53億ドルの税引き前費用を計上する予定
・当該費用は調整後損益へ反映される
まぁ、当然でしょうね。
一応、第3四半期の決算で覚悟しておかなければならないのが、表面上の決算は酷いことになりそうということ。
第2四半期では、PFASの和解金の費用計上により、営業損失が89.53億ドルで、希薄化後損失が12.35ドルでした。
これよりはマシかもしれませんが、今回も見た目上の純損失はかなり大きなものとなることでしょう。
なので、賢明な皆さんはどうか冷静になって、調整後利益の方に目を向けるようにして下さいね。
3Mを取り巻く大きな問題が前進しました。なので、ここからは本業で稼ぐ力を回復してもらって、どうか増配の維持をお願いしたいところです。
楽しい投資生活を。

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