こんにちは。時短父さんです。

アルトリア・グループ（MO）が4-6月期の決算を発表しました。内容は市場予想と同等で、特にサプライズがあるわけではありませんでした。


純収入　65.08億ドル（前年同期比0.5％減）
営業利益　32.85億ドル（同5.8％増）
純利益　　21.17億ドル（同137.6％増）
希薄化後一株利益　1.19ドル（同142.9％増）
調整後一株利益　　1.31ドル（同4.0％増）

消費税控除後の純収入（Revenues net of excise taxes）の市場予想は54.44億ドルだったのに対し、結果は54.38億ドル（前年同期比1.2％増）でした。

また調整後一株利益の市場予想は1.30ドルでしたので、結果がやや上回りました。



純利益が大幅に増加しているのですが、これは前年同期においてJUULに対する公正価値を変更したことによる損失（12.6億ドル）計上があったために減益となっており、その反動で増えたように見えているに過ぎません。

したがって、調整後での純利益は例年と大きくは変わりません。

調整後の一株利益がそこそこ伸びている（1.26ドル→1.31ドル）のは、自社株買いによって、市場に出回るアルトリアの株数が前年同期比で1.5％ほど減っているからとなります。

セグメント別では、紙たばこ製品の純収入は58.20億ドルで、前年同期比0.9％減少したものの、調整後OCIでは28.86億ドルとなり、同3.1％増でした。利益率は50％で、同2ポイント上昇しました。

また経口たばこ製品の純収入は6.80億ドルで、同2.3％増加し、調整後OCIは4.43億ドル（同3.0％増）でした。利益率は65％で、前年同期と変わりなかったです。

アルトリアは通期のガイダンスを維持しており、調整後一株利益予想を4.89～5.03ドルとして据え置きました。

キャッシュフローについては、決算発表時には公表されていないので、また後日お知らせできればいいかなと思います。

楽しい投資生活を。