こんにちは。時短父さんです。

米コカ・コーラ（KO）が4-6月期の決算を発表しました。値上げが奏功しており、内容は良かったです。

売上高　119.72億ドル（前年同期比5.7％増）
営業利益　24.01億ドル（同2.6％増）
純利益　　25.47億ドル（同33.7％増）
希薄化後一株利益　0.59ドル（同34.1％増）
調整後一株利益　　0.78ドル（同11.4％増）

売上高、一株利益ともに市場予想を上回る結果でした。



希薄化後一株利益は3割増とのことですが、昨年が大幅減益だったので、実は21年2Qと同水準に戻っただけでもあるんですがね。

営業利益率は20％で、前年同期比では1ポイント低下しています。営業利益が思ったほど伸びていないのは、Other operating chargesという項目が、前年は9.5億ドルだったのに対し、13.3億ドルも計上しているからです。

オペレーションはどうだったか？というと、



ユニットケースボリューームは、EMEAと北米、ボトリングで減少しましたが、ラテンアメリカ、アジア太平洋、グローバルベンチャーの増加で相殺しており、横ばいとなっています。

売上高はラテンアメリカ（特にメキシコ）好調で、北米も堅調でした。

どの地域・事業においても値上げを実施しており、販売数の減少を補うまたは上回る効果を発揮しています。

営業利益率が良いのはラテンアメリカの58％、EMEAの52％、北米の43％などとなっています。

1-6月期でのキャッシュフローを確認します。



営業CF　46.29億ドル（前年同期比1.8％増）
投資支出　6.15億ドル（同26.3％増）
フリーCF　40.14億ドル（同1.1％減）
営業CFマージン　20.2％（同0.6ポイント減）

営業CFが増加したものの、投資支出の増加がそれを上回ったことで、フリーCFはわずかに減少しました。

またコカ・コーラが同期間に払った配当は20.89億ドルで、フリーCFで割った配当性向は52％となりました。

最後に通期の見通しです。



ざっくり言うと、見通しを引き上げています。

主な違いは以下の通り。（）内は従来のものです。
・オーガニックレベニュー成長率　8％～9％（7％～8％）
・調整後一株利益成長率　5％～6％（4％～5％）

ということで、僅かながら業績予想を上方修正しています。

全体としては安泰な決算内容だったなと感じています。同じような銘柄でPEPの決算も良かったですが、私個人としてはKOの方で投資を続けて行きたいですね。

楽しい投資生活を。