こんにちは。時短父さんです。
現在、米製薬アムジェン(AMGN)への投資を検討しています。
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現在、米製薬アムジェン(AMGN)への投資を検討しています。
時短父さんが新規投資先を「検討する」と言った(ブログに書いた)場合、十中八九数日内に買っています。
が、今回ばかりは検討で終わってしまうかもしれません。
そもそも何故アムジェンに投資してみようかなぁと思ったか、検討してみようかなぁと思ったかというと、まずアムジェンは連続増配株だからです。
米国株ブロガーのゆーたんさんの記事によると、アムジェンは2011年から増配を続けています。40年、50年の連続増配株がゴロゴロある中では10年ちょっとの連続増配は全くもって大したことではありません。
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が、増配率はここ数年間毎年10%前後となっており、魅力的な水準と言えます。私の方でも配当データを取っているので、こちらも載せておきますね。
72の法則に従えば、年率10%成長(増配)だと、約7年後に配当は2倍になっている計算です。今後もこれが続けばの話ではありますがね。
連続増配株であることと、もう一つは高い配当利回りに魅力を感じました。今年の年間配当は8.52ドル予想です。そして現在の株価は222.02ドルですから、配当利回りは3.83%となっています。
3%超え、4%近くの配当利回りで、増配率10%前後の連続増配株は、なかなかないのでは?と思います(あると思うよ)。
で、売上高や一株利益、キャッシュフローなんかを調べてみましたよ。
業績は以下の通り。
売上高は緩やかに伸びてる感じはあります。しかし、営業利益と純利益はどうでしょ?そんなに変わりませんね。頭打ちの感満載です。
一株利益は伸びていますが、これはおそらく自社株買いの効果でしょうね。といっても、ここ数年は横ばいです。
アムジェンの主力製品は節リウマチ治療薬のENBRELや骨粗鬆症薬のProliaなどです。これらの売上高推移は横ばいですね。
さて、問題のキャッシュフローです。キャッシュフローが何故問題かといえば、配当の原資になるからです。
2022年の営業キャッシュフローは97.82億ドル、投資支出は9.36億ドルでした。差引フリーキャッシュフローは87.95億ドルです。
営業キャッシュフローもフリーキャッシュフローも前年比で増加しているものの、中期的には減少傾向にあります。これはあまり好ましくありません。
フリーキャッシュフローが減少傾向にあるのに、配当は毎年増えています。
もう分かりますよね?
そう配当性向が上昇してきてしまっているのです。
一般的に75%を超えると配当支払に黄色信号が付きますが、2022年は50%に満たない水準でした。なので、今すぐどうこういう問題ではないのかもしれません。
とはいえ、少しずつ配当性向が上昇してきているのは見過ごせません。
キャッシュフローが劇的に改善する見込みがあるのかどうか、私にはまだ判断できません。
個別株の投資は難しい。これだけは言えます。自分が信じちゃうと都合の悪いことは見なくなり、盲目的になりがちですからね。
ひとまず、アムジェンへの投資は一旦見送りかなと思っているところです。
楽しい投資生活を。
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