こんにちは。時短父さんです。

米たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)は28日、Form-8Kにて新たな地域セグメントを公表しました。

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新たな地域セグメント(セグメントの再編)については、すでに2022年12月期の10Kでも触れられていました。

今回その詳細が分かりました。

これまでは、
・European Union
・Eastern Europe
・Middle East&Africa
・South&Southeast Asia
・East Asia&Australia
・Americas
の6地域のセグメントに分かれていました。

それを今回の再編では、以下の4地域に集約しました。

・Europe
・South & Southeast Asia, Commonwealth of Independent States & Middle East & Africa (SSEA, CIS & MEA)  
・East Asia, Australia & PMI Duty Free (EA, AU & PMI DF)
・Americas

ざっくりいうと、2つに別れていた欧州を一つに、中東アフリカと南アジア、東南アジアを一つにまとめた感じですね。

それぞれのセグメントの構成国は以下のようになっています。

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セグメントが変わるので、フィリップ・モリスが発表している決算情報も変更になります。今回の8Kでは過去に遡って純収入(売上高)や、各種損益、出荷量などの内訳が修正されています。

23年第1四半期の決算発表では、これを元に増減を確認することになります。

一応、どんな感じになっているのか、変化を見ておきましょうね。22年第1四半期の紙巻きたばことHTUの合計出荷量を地域別に見た数字です。

従来のセグメントならこう。
↓↓
9

新たなセグメントだとこうなります。
↓↓
8

内訳の変更なので、当然ですが、全体の合計値は変わりませんよ。

さて、このセグメント変更が何を意味(意図)するのか?ですが、正直良く分かりません。

おそらく、昨年買収したスイディッシュ・マッチと新たなヘルスケア事業をポートフォリオに加えたことで、セグメント数が増え過ぎたので数を調整した、くらいかなと考えています。

経営陣はもっとちゃんと考えていると思いますが、、。

いずれにせよ、地域セグメントが変わったからといって、すぐに何かが良くなるとか、悪くなるとかは、ないとは思いますよ。

楽しい投資生活を。
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2021-11-26