こんにちは。時短父さんです。


バンガード社の米国株ETFについて、3月23日に権利落ち日となった銘柄の第1四半期分配金の発表がありました。ここでは主要なところを詳しくお伝えするとともに、これまで発表のあった銘柄の増配率を一覧にしてお伝えします。

23日が権利落ち日で分配金の発表があったのは、

VUG
MGC
MGK
MGV
VO
VOT
VOE
VONG
VONV
VTWV
VTHR
VBR
VTI
VTV

です。他にもあったかもしれませんが、私が把握しているのは以上です。

ではどうぞ!

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

VTI 23-1Q


上の一覧の中で一番人気で、多くの人が気になるのは、やはりVTIでしょうか。

VTIの分配金は0.7862ドルでした。これは前年同期比11.0%増です。四半期分配金の前年同期比での増配は7四半期連続となっており、その平均増配率は9.0%です。今回はそれを上回る圧巻の増配率です。

VTI

VTIは2020年に年間ベースで減配(4.7%減)があり、連続増配年数としては大したことありませんが、長期的な傾向としては増配が続くものを思います。


バンガード・米国バリューETF(VTV)

VTV 23-1Q


私の保有銘柄(たった10株ですけど)でもあるVTVです。

分配金は0.8218ドルと発表されました。前年同期比で3.7%増でした。2012年以降の第1四半期分配金の平均増配率は8.9%あるので、それに比べると物足りない感じがしますね。

また7四半期連続増配(21年3Q~)となってはいるものの、この間の平均増配率は12.4%増だったので、それと比べてもだいぶ劣ります。

今年はバリュー株の調子が良くないので、それが影響しているのだと思います。

VTV

とはいえ、2012年以降では年間ベースの分配金は一度も減配されたことがなく、今年も継続されるものを考えています。

バンガード・グロースETF(VUG)

VUG 23-1Q


今度はバリュー株ではなく、グロース株のETFです。

VUGの分配金は0.4292ドルでした。前年同期比で42.8%増という驚きの増配率です。

VTIやVTVの増配率からすると異様な感じがしますね。ただこれにはからくりがありまして、、。2022年1Qは前年同期比21.1%減、その前年も4.4%減、その前年も7.8%減で、第1四半期としては3年連続で減配だったのです。

今回0.4292ドルとなったわけですが、これは2019年第1四半期の分配金0.4320ドルを下回る水準(やっと追い付いてきた水準)なのです。

VUG

VUGは年間ベースで3年連続で減配となっており、今年は増配に転じるか注目しています。

というわけで、ここまで3つの銘柄について見てきました。他の銘柄については一覧にて増配率を紹介します。黄色に塗りつぶしたところが23日に権利落ち日となった銘柄です。

2023 1Q権利落ち


そして、今日はこの後にVOOやVIG、セクター別ETFの分配金が発表される見込みです。主だったところはTwitterで更新して行こうとは思いますし、ブログでは明日の記事で紹介できると思います。


楽しい投資生活を。
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