こんにちは。時短父さんです。

久しぶりにひふみ投信の運用レポートを読んでみました。特に理由はないんですけど、米国株を始めるまでひふみ投信を保有していたので、運用レポートだけは送られてくるんですよね。

今回は2月の運用レポートです。

まずは基準価額からです。2月末の基準価額は56,075円でした。1月末は55,250円だったので、+1.49%となりました。ベンチマークとなるTOPIXは+0.95%だったので、これを上回りました。

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ただし過去1年で見ると、ひふみ投信は+3.01%に対し、TOPIXは+8.52%となっているので、だいぶ劣後していますね。

純資産総額は1432.89億円で、前月末比では17.7億円増加しました。受益権総口数も増加しています。

マザーファンドの組入れ銘柄数は282銘柄で、これは前月末比7銘柄増加しました。ちなみに1年前は264銘柄でしたので、20銘柄弱増やしたようです。
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資産配分比率では国内株式が88%となっており、前月と同水準です。国内株式ファンドなので、9割近くの比率がないと「?」と思っちゃいますよね。

米国株を中心とした海外株式は5%です。1年前くらいまでは10%前後あったと思いますから、だいぶ比率を下げましたね。米国株の株安の影響もあるんだと思います。

ま、ひふみ投信本来の姿に戻った、そんな印象です。

時価総額別比率では、大型株が7割近くを占めています。
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これ、いつも思うのですが、ひふみ投信は国内の中小型株を応援するファンドのはずなんですけど、中小型株は2割強に留まっています。

これらを大きくするのが目的だから、現状は小さい比率になってしまうってことなのかもしれません。が、この現状をどう思うんでしょうね。

大型株が7割を占めるということですが、組入れ上位銘柄も当然に大型株で占められています。しかも2月末時点の上位には銀行や保険の金融株が勢揃いしています。

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三菱UFJに、東京海上、三井住友に、第一生命ですか。それにソニーとNTTなんて、超大型株ばかりww

金融株が多くなっているのは、それらの株価が上昇している(三菱UFJは年初来+7.8%、三井住友は同+16.2%、東京海上は同+4.4%)のもあるのでしょうが、意図的のようですよ。

ファンドマネージャーに復帰した藤野さんによると、今後も金融株のウエイトを引き続き高めに維持していくそうです。

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ゼロ金利政策からの離脱などはある程度のトレンドなのでしょうから、しばらくは金融株に追い風となる可能性は高そうですね。

とはいえ、個人的には政府や中央銀行の政策によって業績やら株価が左右されるのは、どうも違和感があります。

そんなのにいちいち振り回されたくないです。やはりその企業・銘柄が本来持つ潜在力や企業価値に投資したいですね。

ひふみ投信に投資するのは自由です。私も否定はしません。ただ、当初のファンドのコンセプトからかけ離れたポートフォリオを構築してしまった現在のひふみ投信を応援する気にはなりませんね。

私は米国高配当・連続増配株への投資で、ちょくちょく配当を受け取っていた方がよほど良いです。


楽しい投資生活を。
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プロ投資家の先の先を読む思考法
藤野英人
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2022-05-02