こんにちは。時短父さんです。

私の保有する個別株の決算発表ラッシュが始まりました。

対象銘柄は3M(MMM)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)です。

まずは3Mから行きましょう!

3M(MMM)
10-12月期

売上高 80.79億ドル(前年同期比6.2%減)
営業利益 6.32億ドル(同60.9%減)(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
純利益 5.41億ドル(同59.6%減)(゚ロ゚;)エェッ!?
希薄化後一株利益 0.98ドル(同57.6%減)('A`|||)
調整後一株利益 2.28ドル(同6.9%減)

売上高の市場予想は80.88億ドル、一株利益の予想は2.37ドルでしたので、前者はほぼ一致、後者は予想を下回りました。

にしても営業利益以下の減少率がヤバくない?

理由はもう分かっています。PFASの使用停止に伴う費用を特別費用を計上しているからです。なので、調整後では6.9%減で留まった形に。

売上高の減少は、需要の減退です。中国での行動制限(今は解除されたが)が悪影響したようです。また為替(ドル高)の影響もありました。

4Q業績推移

2022年通期
売上高 342.99億ドル(前年同期比3.2%減)
営業利益 65.39億ドル(同11..3%減)
純利益 57.77億ドル(同2.4%減)
希薄化後一株利益 10.18ドル(同0.6%増)
調整後一株利益 10.10ドル(同5.9%減)

【MMM】通期業績推移

10-12月期に比べると減収率、減益率も小さくて良かったですね。希薄化後一株利益は若干の増益でした。

【MMM】2022年PFAS影響

尚、PFASの影響を加味した既存事業ベースでの結果も公表しており、そこでは通期一株利益は9.88ドルだったとしています。

問題はキャッシュフローです。
営業CF 55.91億ドル
投資支出 17.49億ドル
フリーCF 38.42億ドル
営業CFマージン 16.3%

ご覧の通り大幅な減少となりました、、、。

【MMM】通期CF推移

通期の配当支払額は33.69億ドルだったので、フリーCFに占める比率(配当性向)は87.7%と、前年58.5%から急上昇しました。これは不味いっす。

ガイダンス

【MMM】2023年ガイダンス

3Mは2023年のガイダンスを発表し、既存事業ベースでの一株利益は2022年の9.88ドルに対し、2023年は8.50ドル~9.00ドルになるとしました。コロナ禍が終わりつつあるなかで、マスク関連事業の減収、ロシアからの撤退、為替が影響するようです。

売上高は2~6%の減収見込みです。ガイダンスでマイナス成長を見たのは初めてかもしれません。


これらの結果、3Mの株価は大きく下落。現時点で前日比5%程度の落ち込みとなっています。

個人的には、3Mにはあまり成長を期待していませんので、あまり問題はないかなと思っています。ただキャッシュフローの落ち込みは、配当株投資家として気にしないといけませんね。

楽しい投資生活を。

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