こんにちは。時短父さんです。

配当ラッシュ月も間もなく終えようとしているのですが、年明けの配当支払にまだ間に合う銘柄で、かつかなり魅力的な銘柄を一つご紹介します。

それはCMEグループ(CME)です。

なかなか聞かない名前ですが、CMEグループは、シカゴ・オプション取引所(CBOE)などの米国先物取引所グループの持株会社です。

米長期国債、金利スワップ、株価指数、外国為替のほか、金融派生商品(デリバティブ)などの代替投資商品の先物・オプション取引を扱っており、電子先物取引プラットフォーム、公開方式に加え、店頭でも取引されています。

一言で言えば、取引所の運営会社です。

CMEグループの何が魅力か?って、配当です。2022年の四半期配当は1.00ドル、年間配当は4.00ドルとなっています。

四半期配当は2011年から毎年増配を繰り返しており、この期間の平均増配率は13.9%となっています。

これだけでも、素晴らしいと感じるのですが、ここで伝えたい魅力は四半期配当ではありません。

特別配当です。

四半期配当(3・6・9・12月支払)とは別に、特別配当(1月支払)を発表しています。それが今年に限った話ではなく、2013年から特別配当が続いてるのです。

もう特別でなくなった感があるくらいですね(笑)

CME

今回、2023年1月支払(2022年発表分)の特別配当は4.50ドル。4.50ドルですよ!年間配当4.00ドルより多いのです。

権利落ち日は12月27日です。

現在の株価は173.33ドル。四半期配当4回分の配当利回りは2.31%となっています。決して悪くはないですが、これくらいなら特段魅力的でもないですよね。

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ただし、特別配当の4.50ドルを加味すると年間配当は8.50ドルとなり、配当利回りは4.90%まで高まります。これは高配当株と言って良いと思います。

しかも、直近の株価はかなり下がって来ており、買い時のように見えます。

業績はというと、
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(楽天証券より抜粋)

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(楽天証券より抜粋)

売上高は横ばい、純利益やEPSは緩やかに増加。そんな感じでしょうか。


キャッシュフローと配当性向を見ておきましょう。
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2021年はFCFが減少してしまったんですね。配当支払は、特別配当があるからか、かなり多めとなっていて、配当性向は高いです。FCFの多くを配当に回しているってことです。

まぁ、手元にキャッシュをあまり残さずに株主に還元してくれる良い会社とも言えるかもしれませんが。

個人的には、ポートフォリオに加えるのはありだなと思っています。ただ特別配当は1月だけれども、他の四半期配当は3・6・9・12月と、現在の保有株では比較的多く貰っている月なんですよね。

ただ1月に貰える特別配当は大きいですね。うーーーん。悩ましい。

特別配当だから、CMEグループの業績次第で増減するでしょうから、今後も特別配当が支払われるかは確定ではありません。でもそれは四半期配当も同じこと。

過度な期待はせずに保有し続けられるなら、少しずつ買っても面白いかなと思いますね。


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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2021-11-26