こんにちは。時短父さんです。

政府が掲げる「資産所得倍増プラン」の概要が判明し、その中で少額投資非課税制度(NISA)の口座数や投資額の倍増や、非課税期間の無期限化などを盛り込みました。

制度は恒久化し、生涯投資額の上限は設けられるものの、運用益に税金が掛からない状態で口座を持てる期間を「無期限化」するとしています。

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というニュースは数日前に出たものです。

これは概ね喜ばしいことですね!

やっと、庶民の懐事情を考えてくれたまともな政策が、岸田政権から出てきたように感じます。これまでは一に増税、二に増税でしたからね。減税ではないものの「非課税制度の無期限化」であれば、評価できるものと思います。
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制度の詳しい内容は今後、与党のなかで議論されるそうです。ここで後退しないことを望みます。

さて、NISAが恒久化され、投資環境が整備され、株式投資がさらに庶民の間に広がると、どういう効果があるのか?ってことを考えてみたいです。

財務省からすると、非課税期間の無期限化は、(本来、課税口座から徴収できたはずの)将来の税収を減らしてしまう可能性があり、あまりやりたくないんだと思います。

でもですね、株式投資の運用により資産(大した額じゃないけど)を作ってきた身から言うと、それは違います。

NISAなどの投資環境が整備され、投資が広まり、庶民が資産を作れるようになる(資産が確実に増える保証はないが)と、逆に消費が増えると思っています。

日本で消費が増えない(国の経済が成長しない)要因は、将来不安が根本にあるはずです。年金が貰えるのかな?とか、それだけでは生活できないよな、だから貯金しとこ。みたいな。

老後2000万円問題なんてのもありますしね。てか、インフレの今じゃ2000万円ですら、生活無理ですよね。

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ある程度の個人の金融資産ができると、それはきっと変わるんだと思います。多少の消費をしても、自分には金融資産があるじゃないかと。その金融資産が株式であれば、定期的に配当をくれますし、リスクはあるものの、キャピタルゲインという大きなリターンも得る可能性が劇的に増えます。

貯金じゃ、大きなリターンはあり得ないもんね。

実際、私もそうでした。資産運用の初期段階では、投資資金ねん出のために、ケチケチ生活をしていました。しかし、5年も経つとそこそこの資産ができましたから、消費に対してのハードルは下がりましたね。

この心理的な安心感は非常に大きいと思いますよ。漠然とした将来不安のなかで生活するのと、一定程度の資産を持った状態で生活するのとでは。でも、これはそれをやってみないと、ここまで到達してみないと分からない感覚かもしれません。

もちろんNISAで投資できるくらいの額で、安心感を得らるとは思いませんし、簡単に金持ちになれるとも思いません。最終的には課税口座まで使うくらいの投資額が必要でしょう。

その入り口として、NISAの制度拡充は必要だったのかなと思います。

消費が増えれば、結果的に税収も増えるのでしょうから、国や財務省もこの件に関してはウェルカムであってほしいですね。


楽しい投資生活を。
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