こんにちは。時短父さんです。

米医薬メーカーのアッヴィ(ABBV)が2023年2月以降の四半期配当を発表しました。

これ、結構楽しみにしていたんですよ。アッヴィの配当増加率は毎年10%前後で推移してきており、配当成長株だと思っていたからです。

なのに、なのに、発表文を見て、私は失望しました。

たった5%増だとっ?!。・゚(゚`Д)゙

本当です。

2

発表文によれば、従来1.41ドルだった四半期配当を、1.48ドルにすると。これはおよそ5%増になると、書いてあります。

いや、正確には4.9%増だし、、。

ABBV

増配率の線グラフもガクんっと下がってしまいました。マジでなんでーーー。ちょっとショック。

四半期が1.48ドルだと、年間で5.92ドルになりますね。2023年の一株利益の見通しとかも考えてのことなんだろうけど、現時点での2022年の通期見通しでは、調整後一株利益は13.84~13.88ドルとのこと。

これで利益ベースの配当性向を見ると、42%(5.92÷13.84×100)です。別に問題なさそうだけどね、、。


気を取り直して、同時に発表された決算を確認しておきましょうね。

3Q 業績推移

純収入  148.12億ドル(前年同期比3.3%増)
営業利益 46.03億ドル(同6.9%増)
純利益  39.49億ドル(同24.2%増)
希薄化後一株利益 2.21ドル(同24.2%増)
調整後一株利益  3.66ドル(同9.9%増)

増収増益で、いい感じですね。

ただし、市場予想との対比だと、純収入の予想は149.45億ドルでしたので、予想を下回りました。調整後一株利益の市場予想は3.55ドルでした。

純収入の内訳を見てみると、主力のヒュミラが属するImmunologyが半分を占めています。ただしヒュミラは前年同期比2.5%増に留まっています。一方で、スキリージは同75%増と好調でした。

3Q 売上高内訳

アッヴィはこのタイミングでのキャッシュフローを発表していないので、分析ができません。

通期の見通しについてですが、先ほども触れたように、調整後一株利益を13.84~13.88ドルとしました。従来は13.76~13.96ドルと幅を持たせていましたが、下限を引き上げ、上限を引き下げました。

実質的には下方修正と受け取られたようで、今日のアッヴィの株価は3.8%も下落しています。


株価

利益見通しを引き下げて、増配も期待外れでは、致し方ないのかな、、。

楽しい投資生活を。
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バフェット太郎
ぱる出版
2018-04-28