こんにちは。時短父さんです。

たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)は20日、2022年7-9月期の決算を発表しました。内容は良かったです。

純収入は80.32億ドル(前年同期比1.1%減)で、市場予想72.52億ドルを10%ほど上回りました。為替の影響で、報告ベースでは減収となりましたが、オーガニックセールスは6.9%増となっています。

営業利益は29.68億ドル(同14.1%減)、純利益は20.87億ドル(同14.0%減)、希薄化後一株利益は1.34ドル(同13.5%減)であったものの、調整後一株利益は1.53ドル(同3.2%減)で、市場予想の1.36ドルを大きく上回りました。

今回希薄化後一株利益が減少した2桁も理由は、スウェーデンのたばこ企業の買収費用を計上しているからです。調整後利益はこれらを除いたものとなっています。

【PM】3Q業績推移

昨今の経営環境、つまりインフレ、サプライチェーンの混乱、ウクライナでの戦争等を鑑みると、総じて悪い決算内容とは言えない。むしろ良い方なのでは?と思います。

そういう状況でも、出荷量は堅調に推移しているようです。報告書によると、出荷量合計は前年同期比0.6%増加しています。調整後ベースでは2.3%増です。

加熱式たばこ(HTU)がそれを牽引しているのですが、成長率は17%です(調整後では22%増)。

17%増といっても、全体に占める割合が小さいので、まだ全体の成長率への寄与は小さいですが、今後主力製品となるHTUですから、期待したいところです。

【PM】3Q種類別出荷数の推移

地域別出荷量は、EUが3.9%増、東欧が6.8%減、中東アフリカが1.1%減、南・東南アジアは4.6%増、東アジア・豪州は2.5%減、米州は3.6%増でした。

ただ純収入の伸びでは、東欧が17.8%増と顕著で、東アジア・豪州は21.2%減と足を引っ張りました。営業利益率が最も良かったのはEUで、45.4%(前年同期は52.6%)でした。

キャッシュフローについてですが、フィリップ・モリスはこの時点では営業キャッシュフローのみ公表しています。

3ヶ月間の営業CFは30.68億ドルで、前年同期比20.7%減少しました。9ヶ月の累積では77.10億ドルで、同2.8%減少しています。

営業CFマージンは33%となっています。

最後は、通期の見通しについてです。

結論から言うと、下方修正です。

報告ベースの一株利益は、従来5.73~5.88ドルでしたが、5.47~5.62ドルとしました。かなりの引下げですね。前年実績は5.83ドルでした。一株利益が上限(5.62ドル)を達成しても、3.6%減収となります。

調整後ベースでは、従来5.90~6.05ドルでしたが、5.81~5.96ドルとしました。前年実績は6.13ドルでした。為替影響を除いたベースでは変更はありません。

guidance


個人的には悪い決算とは思っていません。着実に利益を積み上げたかなと思っています。それにたばこ企業で大きな利益成長を期待する方がおかしいです。

利益や売上は逓減して行くだろうというつもりで投資するのがセオリーだと思っています。それでも、そのセオリーを破って、成長を見出すから、株価は上がるし、配当も増えるのです。

期待はしないこと。その上で投資する。これに尽きます。


楽しい投資生活を。
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2019-01-24