こんにちは。時短父さんです。

米たばこ大手のアルトリア・グループ(MO)は19日にプレスリリースを出し、同業フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)から約27億ドルのキャッシュを受け取ることで合意したと発表しました。

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いきなりなんで?しかも27億ドルってww

プレスリリースにもあるように「IQOS Transition」に起因するもののようです。

詳しく知りたい方は原文を読んで頂ければと思います。

ざっくりと解説すると、

・もともとフィリップ・モリス・インターナショナルの製品であるIQOSを、米国内でアルトリアが販売することになっていた(2013年の合意)。

・米国政府機関により、米国内でIQOSの販売が禁止された。

・IQOSの販売権を巡って、アルトリア、米国PM、PMIの間で意見の不一致が起き、長期での販売権契約の締結が困難になった。

・アルトリアは、IQOSの販売権を放棄する代わりに、10億ドルを受け取り、2023年7月までに17億ドルを追加で受け取ることになった。

・アルトリアは受け取る27億ドルを、同社ビジョンの実現のためや、負債の返済、自己株式の購入に充てる予定。

・IQOSの知的財産権の問題等で、米国への輸入と販売が禁止されているが、2023年上半期までにPMIは販売開始のターゲットを示している。

以上がざっくりとした内容です。

と思って、この記事を書いていたら、フィリップ・モリス・インターナショナル側からもプレスリリースがこの件について出ましたね。

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これも原文のリンクを貼っておきます。

PMのタイトルの方がちょっと刺激的ですね。「End the Companies' Commercial Relationship」なんて。もともと同じ会社だったんだから、うまくやってほしいものですが、さすがに分社化から時間が経つと、変わっていくんですかね。

まぁ、私は両方の株主だから、両方にうまく行ってもらいたいと思っています。

お金だけの話をすれば、PMI→MOに27億ドルは、内々の取引なので、まったく影響はないです。

今回のIQOSに関する関係解消が、それぞれの経営戦略や業績にどう影響するかは注視しないといけないですね。


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