こんにちは。時短父さんです。

26日は米国株の主要株価指数が急落したとお伝えしました。ジャクソンホール会議でのFRBパウエル議長の講演が引き金となったのでしたね。

さて、急落といっても、3%前後程度の下落でした。S&P500指数のヒートマップを見ても2~4%程度の下落幅がほとんどでした(真っ赤かだね)。

が、私の保有株の一つである3M(MMM)は、なんと9.54%安!!Σ('◇'*)エェッ!?
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チャートを見ても、ほら。15時頃にガクんっと下がっていますね。
株価

何が起きたかというと、これです。

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3Mがかねてから計画していた、子会社アエロ・テクノロジーズの連邦破産法11条(チャプター11)適用申請が却下された、と書いてあります。

えっ?

以前にも少し触れましたが、このアエロ・テクノロジーズは軍事用の耳栓を作っている会社で、約11.5万件(一部報道では23万件)もの訴訟を抱えています。

今回、この問題を解決するため、アエロ・テクノロジーズを連邦破産法11条(チャプター11)を適用させ、訴訟問題を一気に解決(なかったことに)したかったのですが、それができなくなってしまいました。

一応、3Mとアエロ・テクノロジーズは控訴を予定していますが、解決までの道のりが険しいことが判明したために、市場の懸念が大きくなったのでしょう。

最近では、同様のスキームで、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が、タルクを原料とするベビーパウダー関連の訴訟を解決したというのがありました。3Mもこのスキームを使って解決しようとしたのに、何故でしょうね?

詳しい内容はロイターの記事を読んでみて下さい(英語です)。

9月1日はフード・セイフティー事業のスピンオフも控えていますし、来年だったかなヘルスケア部門の分離もあります。この訴訟の問題も含めて、今後の展開に注目していかないといけませんね。


楽しい投資生活を。
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