こんにちは。時短父さんです。

決算発表最後の山場が29日にありました。

JTはすでに当ブログでお伝えした通りの内容です。

エクソン・モービル(XOM)はエネルギー価格の高騰を受けて、過去最高益でした。これは良かった。

が、プロクター&ギャンブル(PG)とアッヴィ(ABBV)はどうだったか?

決算発表後の株価はこうなりました。

PGは6%安。
株価チャート


ABBVは4%安。一時140ドルを割りました。
株価

なんてこった、、、。暴落の嵐が直撃した気分です。市場の反応がこうだったってことは、決算も悪かったのかなと思いますね。

PGの4-6月期(FY2022-4Q)は、増収増益でした。売上高195.1億ドル(3.0%増)、営業利益35.9億ドル(1.6%増)、純利益30.5億ドル(5.0%増)、一株利益1.21ドル(7.1%増)でした。

売上高は市場予想とほぼ一致したものの、一株利益が予想を下回りました。これが原因かな。

【PG】4Q業績推移

でも、たったそれだけで6%安はないでしょ。皆どんだけPGに対する期待が高いのって話。

通期ではどうだったかというと、トップラインとボトムラインはそれぞれ5%増加したものの、営業利益が1%減少しました。さすがのPGもインフレによって稼ぐ力がやや削がれたようです。

さらに通期のキャッシュフローを見ると、営業CFが9%減、フリーCFも12%減となっています。フリーCFの減少はFY2017以来です。

CF

そしてFY2023のガイダンス。売上高はFY2022比で2%増、一株利益は4%増の5.81を予想。成長率が衰えていますね。インフレやドル高のインパクトが大きいそうです。

あ、これですね。今日の株価暴落の原因は、、。早くインフレ収まれ。

次はABBV。
正直言って、ABBVの決算はどう見て良いか分からんのです。
ひとまず数字だけ。
売上高は145.8億ドル(4.5%増)、営業利益は32.9億ドル(25.8%減)、純利益は9.2億ドル(21.1%増)、希薄化後一株利益は0.51ドル(21.4%増)、調整後一株利益は3.37ドル(8.4%増)でした。

なんだ?営業利益だけ25%も減らしている。損益計算書を見たら、販管費が23億ドル(37%)も増加していました。
2Q 業績推移

Non-GAAPの調整表を見ると分かりますが、Litigation matters(訴訟関連)で22億ドルを計上している。何の訴訟かというと、過去にアッヴィの子会社アラガンが販売したオピオイド製品に対するものです。これだけで、一株利益1.00ドル分のマイナス(調整)要因となっています。

他にも無形固定資産の減損で18億ドル(一株あたり0.88ドル)などを計上していますね。

だからこんなに希薄化後と調整後の一株利益で差が開いているんです。にしても、開き過ぎ!

通期ガイダンスは従来予想(一株利益13.78~13.98ドル)を維持しました。

で、何で4%も株価下げるのか意味不明です。詳しい方、誰か教えて~


楽しい投資生活を。

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APJ Media
2021-11-26