こんにちは。時短父さんです。

米たばこメーカーのアルトリア・グループ(MO)が4-6月期の決算を発表しました。内容はまちまちでした。

 純収入 65.4億ドル(前年同期比6%減)
 営業利益 31.0億ドル(同3%減)
 純利益 8.9億ドル(同59%減)
 希薄化後一株利益 0.49ドル(同58%減)
 調整後一株利益 1.26ドル(同2%増)※市場予想1.25ドル

純収入の減少は、紙たばこ製品の売上減少と昨年秋に売却したワイン事業の影響がありました。

純利益と希薄化後一株利益は60%近くも減少しているのは、これはアルトリア傘下の電子たばこJUULについて、12億ドル分(一株当たり0.64ドル)の評価損を計上したことによるものです。

その他、カナダ大麻企業クロノスやアンハイザー・ブッシュ・インペブ等に関する特別費用を、一株当たり0.13ドル分計上しています。

これによって、調整後の一株利益は1.26ドルとなり、前年比をやや上回りました。

【MO】2Q業績推移

製品カテゴリー別で見ると、紙たばこ製品の純収入は前年同期比3%増、調整後のセグメント利益は同横ばいで、経口たばこ製品はそれぞれ4%減と9%減でした。

でも凄いですよ。紙たばこ製品の利益率は48%、経口たばこ製品のそれは65%もあります。売上の半分を利益に繋げるのですから、さすがです。

ガイダンス(通期の業績見通し)ですが、調整後一株利益を4.79~4.93ドルの見込みであるとし、従来予想を維持しました。これは前年の4.61ドル比で4~7%増を意味します。


さて、アルトリア株への投資ははっきり言って配当狙いです。魅力的な配当が無くては、ここに投資する意味すらありません(と思っている)。

既に7月配当は一株当たり0.90ドルで受け取っていますが、次回10月分は増配のタイミングです。さてこれがいくらになるか?ですね。

これを予想してみたいと思います。

アルトリアは配当性向80%を目途に配当を支払うと明言しています。


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もし予想(ガイダンス)通りの調整後一株利益となった場合、配当はどうなるかは計算できますね。

そうです。予想の下限は4.79ドルですから、これの80%は3.832ドル(四半期あたり0.958ドル)、予想の上限(4.93ドル)では3.944ドル(四半期あたり0.986ドル)となります。

つまり最低でも4~5セント(0.04~0.05ドル)の増配は固いと見て良いです。

一応過去の配当性向を見ると、2019年は80%(四半期配当0.84×4÷一株利益4.22)、2020年は79%(同0.86×4÷同4.36)、2021年は78%(同0.90×4÷同4.61)でした。

10月配当は8月下旬あたりに発表があります。是非注目しましょう。そして利回りが8%超えている今、仕込んでおきたいですね。


楽しい投資生活を。

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バフェット太郎
ぱる出版
2018-04-28