こんにちは。時短父さんです。

米連邦準備制度理事会(FRB)は、14-15日に行われた連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.75%(75bp)の利上げを決定しました。

これまでは25bp毎でしたよね。今回は少し前までは50bpが有力だったのに、75bpという大幅利上げが決定されました。

これはインフレ進行が急速で、弱まりそうにないからとのことだと思いますが、今週に入り市場関係者は75bpの利上げを予想し始めていました。つまり予想と一致したってこと。


これを受けて米国株は久しぶりの反発ぶりを見せてくれました。ダウ平均は前日比1.00%高、S&P500は同1.46%高、ナスダック総合は同2.50%高でした。

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FRBパウエル議長の会見のタイミングで株価が急反発しているのが分かりますね。てか、こんなタイムリーに反応するんやね。

通常の考え方だと、利上げは株価にとってマイナス要因ですね。利上げは金融引き締めのために行う訳で、企業の借入コストが増えたり、世の中のマネーの量が減ったりするわけですから、企業業績への懸念から株が売られやすくなります。

しかし、今回は大幅利上げにもかかわらず、株価は上昇するという不思議な状態。

これは、過度なインフレが起きており、様々なところで弊害をもたらしている現状を踏まえ、このインフレを抑え込むための利上げだったからですね。本来なら、インフレは悪いものではないです。が、5月の消費者物価指数が前年比で8.6%も上昇するような異様な状態です。

このまま放置していたら、景気後退に陥ってしまう。混乱に拍車がかかる。そういった懸念があったしので、75bpの利上げも許容された(歓迎された)と考えて良いのでしょう。


さてさて、久しぶりの株価反発だったので、私の資産も少しは増えているのかな?と思って証券口座にログインしてみました。
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あれ?17万円も減っている?!

何で?と思って、画面上部を見たら、米ドル/円が133.72円と、1.75円も円高になっていましたね。

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おそろしや。為替の影響。

これまで米国株が下がっていても、円安効果で資産額を維持してきたので、実感がなかったのですが、ここに来ての円高で、その効果が剥落し始めましたね。

円高に振れたのは、利上げ決定によって、インフレ抑制に効果があるだろうと予想され、景気後退懸念が和らぎ、長期国債が買われ、長期金利が低下したから、ですかね。たぶんそういうことだと思います。

複雑に絡み合っていますね。先は読めない。

私の場合は、保有株式を今後も淡々と積み上げて行くだけです。


楽しい投資生活を。
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