こんにちは。時短父さんです。

米マイクロソフト(MSFT)が26日の取引終了後に、FY2022-3Q(1-3月期)の決算を発表しました。内容は市場予想を上回ったので良かったと思いますが、市場の反応はいまいちな感じとなっています。

決算の概要は以下の通りです。

売上高 493.6億ドル(前年同期比18.4%増) 市場予想 490.5億ドル
営業利益 203.6億ドル(同19.5%増)⇒営業利益率 41%
純利益 167.2億ドル(同8.2%増)
希薄化後一株利益 2.22ドル(同9.4%増) 市場予想 2.20ドル

【MSFT】3Q業績推移

グラフを見ると、EPSの伸びがやや鈍化したように見えますね。ただ発表文によると、調整後ベース(Non-GAAP)では14%増となっています。

売上高は18%増との事ですが、うちProductは2%増、クラウドなどService and otherは28%増となっており、売上比率では後者は65%占めています。FY2018では44%でしたので、サービスとモノの売上比率が逆転していますね。

セグメント別売上高では、

Productivity and Business Processes 16.5%増
Intelligent Cloud 26.0%増
More Personal Computing 11.4%増

となっています。やはりクラウドなんですね。

セグメント別営業利益(と利益率)は以下のようになています。

Productivity and Business Processes 71.8億ドル(46%)
Intelligent Cloud 82.8億ドル(43%)
More Personal Computing 48.9億ドル(34%)

【MSFT】3Qセグメント利益と利益率の推移

More Personal Computingの利益率が最も低く、前年同期比でわずかに低下しています。


さてキャッシュフローはどうでしょうか。
営業キャッシュフロー 253.8億ドル(前年同期比14.5%増)
投資支出 53.4億ドル(同4.9%増)
フリーキャッシュフロー 200.4億ドル(同17.3%増)

営業キャッシュフローマージンは51.4%で、前年同期比で2ポイントほど低下しました。とはいえ、素晴らしい水準であることは変わりありません。

【MSFT】3Q CF推移

マイクロソフトは1-3月期に46.4億ドルの配当を払っています。フリーキャッシュフローに占める比率(配当性向)は23%と低位を維持。増配余地はまだまだ十分にありますので、ご安心下さい。

決算発表を受けて時間外での反応ですが、いまいちです。市場予想を上回っているのに何故?って感じです。
【MSFT】株価

予想を上回るのは当然で、それ以上を期待しているってことなんかな。グロース株は難しいっす。まぁ、でもファンダメンタルズは問題ないし、仮に勢いが弱まっていたとしても、マイクロソフトはGAFAMのなかでもビジネスは安定していると思いますので、安心して投資していられます。

そろそろ押し目買い入れてもいいんじゃないかなって。考えてみよっかな。

楽しい投資生活を。
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米国会社四季報編集部
東洋経済新報社
2022-04-18