こんにちは。時短父さんです。

4日、エネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)は、22年1-3月期の営業利益が過去7年間において最高水準となる93億ドルにのぼるだろうとしました。

これは前年同期の営業利益66億ドルに対して、19~27億ドル増加することを意味します。

コロナ禍からの経済回復需要に加えて、ロシアによるウクライナ侵攻を引き金に、エネルギー価格は急上昇しましたからね。原油価格は前年第4四半期比で45%上昇していて、平均価格は1バレルあたり114ドルで、過去7年間で最高でした。

ただ最終利益はどうなんでしょう。ロシア国内にある資産の減損が発生する見込みです。エクソンはロシア国内に40億ドルの資産を持っているようで、今回はそのうち1~2%に影響が出る見込みだそう(意外と影響は小さい?)。

リフィニテヴによるアナリスト18名の集計によると、エクソンの22年第1四半期一株利益予想は2.12ドルとなっています。これは前年同期の実績0.65ドル比で、3倍以上です。

21年第4四半期の一株利益が2.05ドルでした。ちなみに過去12四半期分の調整後利益の推移は以下のようになっています。

【XOM】四半期調整後EPSの推移

まぁ、どうなるかわからんけど、2ドル前後の四半期配当が4回(通年で)確保できたら、8ドルだよね。通期の一株利益(調整前)が8ドルを超えていたのは、2011年の8.42ドル、2012年の9.7ドルというのがあったんだね。

当時の一株あたりの配当金が1.85ドル(2011年)、2.18ドル(2012年)だったから、利益ベースの配当性向はそれぞれ22%台だった。2021年の年間配当は3.49ドルで、配当性向は64%でした。

もし、2022年通期で8ドル前後を確保できたら、今年の増配にもよるけど、配当性向は40%台前半~半ばに落ち着くと思われます。

【XOM】配当と配当性向の推移

配当性向が60%台であれば、5ドル台の年間配当もあり得る?(まさかね、、。)

いずれにしても、第1四半期の決算発表が待ち遠しいですね。前年同期比で大きな増収増益は間違いないすから。また市場予想通りでも個人的には構いません。やや下回って、株価が少し落ちてくれても嬉しいくらいです。


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2020-06-18