こんにちは。時短父さんです。

株式投資や資産運用を始めたきっかけに、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズがありました。

あの本の中では、資産を持て!とか、悪い負債を持つな!とか、資産とはポケットに現金を入れてくるもの、負債はポケットから現金を取って行くものとか、まぁ結構刺激的な(ある意味新鮮な)言葉が並んでいました。

あぁ、そうだな。キヨサキ氏が言うように、私もたくさんの資産を持とう!負債はなるべくも持たないでおこう!と納得した時期がありました。

そして、浪費をせず、貯金に励み、株式や投資信託を買い、負債を忌み嫌うようになりました。あの本のなかでは持ち家や自家用車は負債と位置づけられていますね。なので、私も買ったばかりの自宅や自家用車を負債と位置づけていました。

毎月の住宅ローンに、毎年の固定資産税や都市計画税、おそらく数年後に来るであろう外壁塗装費用など、私のポケットから現金を取って行く悪者だと。

車もそうです。ガソリン代に、車検代、保険料、自動車税、、。毎月、毎年、一体いくら私からカネを取って行くのだと、、。

悪い側面、負債としての側面しか見ていなかった。

いや、本当は負債の裏側には、資産としての側面があるんですよね(だからバランスする)。

私は自宅の資産の側面をあまり見て来なかった。自家用車の資産の側面を見て来なかった。

厳密な意味で言えば、自宅が何か現金をもたらしてくれるわけではないし、車も現金を運んできてくれるわけではないので、資産とは呼べません。

ですが、現金は入って来ないけれども、それよりももっと大事なものがそこで手に入るってことを見落としていました。それは家族で過ごす時間だったり、経験だったりです。

自宅のリビングで家族・子供とボードゲームをしたり、テレビを見たり、はしゃいだり、そういう時間。自宅のダイニングで一緒に朝ご飯、晩ご飯を食べる時間、経験。これはカネでは買えない。

5人家族にとって、決して大きいとは言えない自家用車で、家族でコストコに出掛けて、車内でピザやホットドックを頬張ることだったり、習い事のスイミングスクールやバレエ教室への送迎することだったり、、、。

そういう経験、時間の共有は、自宅や車があるからこそできたものであり、資産として私と家族の記憶に残る(でしょう)。

だから必ずしも持ち家が負債だ、自家用車が負債だと決めつけるのは、尚早です。たしかにそういう面もあるが、別の面にも目を向けた方が良い。そうしないと、全ての買い物が負債にしか思えなくなって、人生損すると思う。

正直、私はもっとこれに早く気付いておくべきだったと思う。過度な消費や旅行や支出は、負債となるでしょう。適度な、身の丈にあった支出やモノの所有であれば、負債よりも資産の側面に注目して、人生を楽しく過ごす方が絶対にいい。

カネは後から増やせても、時間は戻らない。そう思います。


楽しい投資生活を。
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