こんにちは。時短父さんです。

最近の米国株の状況を見ていると、ハイテク・グロース株の凋落が際立っているように見えます。



ここまでではないにせよ、AMZNだって、MSFTだって、GOOGLだって、FBだって、いわゆるグロース株はここ1年ほど、特にここ数ヶ月間のパフォーマンスは芳しくありません。それは長期金利の上昇という要素があるからです。

代わりにバリュー株と呼ばれる銘柄に人気が集まっているのはご存知だと思います。連続増配株、配当成長株や高配当利回り株など、配当を出す銘柄は株価下落局面で人気が出ているようです。

グロース株を諦めて、バリュー株に移る人もいるのかな、、。

個人的にはどちらが素晴らしいとか、どっちだったら必ず儲かるとか、そういうスタンスではないので、あまり良い議論とは言えないのですが、参考までに過去のグロース株とバリュー株の推移を確認しておくのは良いかなと思っています。

下のチャートは、バンガード・グロース株ETF（VUG）とバンガード・バリュー株ETF（VTVT）の設定来の株価騰落率（月次）を示したものです。



これだけ見ると、グロース株がいいんじゃないと思えます。特に2019年以降の開きが凄まじいですね、、。
で、ここに来てVUGが急激に下げているのに対して、VTVは下げ圧力が弱いように見えます。

今、ここでグロース株を売っている人って、きっとこのトレンドが続くと思っているからですねよね。株価が上がっていても、下がっていても、そのトレンドが続くと思ってしまうのが、世の常というか、情というか。

でもそんなことってあり得なくて、グロース株が下がっていても、また反転する時は来るでしょうし、バリュー株に人気があっても、それは永遠には続くかない。そのうちまた人気がなくって来る（だからバリューなんだよね）。

下を見て下さい。VUGとVTVの年間騰落率を示しました。


赤枠で囲っているのはVTVがVUGを上回っているケース。青枠はその逆です。2022年だけは現時点での騰落率です。

どうですか？グロース株が強い時と、バリュー株が強い時は、繰り返しているでしょ？

そしてどっちかっていうと、青枠の方が長い間成長している傾向がありますね。

もう一度言いますが、グロースとバリューでどっちが良いかという議論をする気はありませんし、どちらかという結論は出しません。

大事なのは時代やトレンドは繰り返す、ということ。これだけです。

もし追加で言うとするならば、自分の信じた投資方針を堅持して続けることです（特に長期投資家なら尚更ね）。


楽しい投資私生活を。