こんにちは。時短父さんです。
米食品大手のクラフト・ハインツ(KHC)の株価が16日の取引で5.6%高と急騰しました。

久しぶりの株価急騰に、同社株のホルダーである時短父さん、興奮しております(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
株価急騰の理由は、同日に発表された21年10-12月期の決算で売上高と一株利益が市場予想を上回ったことからです。
10-12月期の四半期売上高は67.09億ドル(前年同期比3.3%減)で市場予想は66.35億ドルでした。また調整後一株利益は0.79ドル(同1.3%減)で市場予想は0.63ドルでした。
めっちゃ予想を上回っているじゃん!!Σヾ( ̄0 ̄;ノΣ
また既存事業売上高は前年同期比3.9%増、コロナ禍前の対2019年では9.4%増とのことです。原材料価格の影響はあるようですが、うまく価格転嫁できたようです。
株価急騰の理由はここですね。
ただし、ここの評価は分かれるところですが、クラフト・ハインツはチーズ事業の一部で減損処理を行い、1.3億ドルの減損損失を計上しました。
よって四半期の営業損失0.2億ドル(前年同期15.5億ドルの利益)、純損失は2.5億ドル(同10.3億ドルの利益)、希薄化後一株損失は0.21ドル(同0.84ドルの利益)となってしまいました。

なんか2018年の損失がインパクトあり過ぎて、その後の業績の回復の様子が上手く伝わらないのが残念です、、、。
クラフト・ハインツは調整後EBITDA(償却前利益)も発表しており、四半期のこれを営業損益とともに推移を示したのが以下です。

2021年4Qの調整後EBITDAは16.0億ドルと、対2020年では10%減となりましたが、対2019年では2.6%増となっています。ちなみに2020年は在宅需要が旺盛だったので、特異な年だったと会社側も認識しています。
では、続いて通期の業績です。こちらの売上高は260.4億ドル(前年比0.5%減)、営業利益は34.6億ドル(同62%増)、純利益は10.1億ドル(同184%増)、希薄化後一株利益は1.82ドル(同182%増)でした。
また調整後一株利益は2.93ドル(同1.7%増)、調整後EBITDAは63.7億ドル(4.5%減)となっています。

売上高は横ばいだったものの、一株利益が増えたのは、一連の不祥事後に就任したパトリシオCEOのリーダーシップによるコスト構造改革やブランド改革のおかげだと思います。
もっと良かったのは、キャッシュフローですね。
営業CFは53.6億ドル(前年比8.8%増)、フリーCFは44.6億ドル(同2.9%増)と堅調でした。売上高を営業CFで割った営業CFマージンは21%となり、クラフトとハインツが統合してから最高となりました。

またクラフト・ハインツは2021年の間に19.6億ドルの配当を払っています。FCFで割った配当性向は、44%となり、前年比1ポイント低下しました。配当は増やしていませんが、FCFが微増したことが要因ですね。

例の如く、2022年3月の配当も一株当たり0.40ドルと発表されており、増配はありませんでした。しばらく増配はないかなと、もう半分諦めていますが、ひとまずは業績が軌道に乗ってくる、財務を健全化させることの方が優先度は高いですね。
楽しい投資生活を。

米食品大手のクラフト・ハインツ(KHC)の株価が16日の取引で5.6%高と急騰しました。

久しぶりの株価急騰に、同社株のホルダーである時短父さん、興奮しております(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
株価急騰の理由は、同日に発表された21年10-12月期の決算で売上高と一株利益が市場予想を上回ったことからです。
10-12月期の四半期売上高は67.09億ドル(前年同期比3.3%減)で市場予想は66.35億ドルでした。また調整後一株利益は0.79ドル(同1.3%減)で市場予想は0.63ドルでした。
めっちゃ予想を上回っているじゃん!!Σヾ( ̄0 ̄;ノΣ
また既存事業売上高は前年同期比3.9%増、コロナ禍前の対2019年では9.4%増とのことです。原材料価格の影響はあるようですが、うまく価格転嫁できたようです。
株価急騰の理由はここですね。
ただし、ここの評価は分かれるところですが、クラフト・ハインツはチーズ事業の一部で減損処理を行い、1.3億ドルの減損損失を計上しました。
よって四半期の営業損失0.2億ドル(前年同期15.5億ドルの利益)、純損失は2.5億ドル(同10.3億ドルの利益)、希薄化後一株損失は0.21ドル(同0.84ドルの利益)となってしまいました。

なんか2018年の損失がインパクトあり過ぎて、その後の業績の回復の様子が上手く伝わらないのが残念です、、、。
クラフト・ハインツは調整後EBITDA(償却前利益)も発表しており、四半期のこれを営業損益とともに推移を示したのが以下です。

2021年4Qの調整後EBITDAは16.0億ドルと、対2020年では10%減となりましたが、対2019年では2.6%増となっています。ちなみに2020年は在宅需要が旺盛だったので、特異な年だったと会社側も認識しています。
では、続いて通期の業績です。こちらの売上高は260.4億ドル(前年比0.5%減)、営業利益は34.6億ドル(同62%増)、純利益は10.1億ドル(同184%増)、希薄化後一株利益は1.82ドル(同182%増)でした。
また調整後一株利益は2.93ドル(同1.7%増)、調整後EBITDAは63.7億ドル(4.5%減)となっています。

売上高は横ばいだったものの、一株利益が増えたのは、一連の不祥事後に就任したパトリシオCEOのリーダーシップによるコスト構造改革やブランド改革のおかげだと思います。
もっと良かったのは、キャッシュフローですね。
営業CFは53.6億ドル(前年比8.8%増)、フリーCFは44.6億ドル(同2.9%増)と堅調でした。売上高を営業CFで割った営業CFマージンは21%となり、クラフトとハインツが統合してから最高となりました。

またクラフト・ハインツは2021年の間に19.6億ドルの配当を払っています。FCFで割った配当性向は、44%となり、前年比1ポイント低下しました。配当は増やしていませんが、FCFが微増したことが要因ですね。

例の如く、2022年3月の配当も一株当たり0.40ドルと発表されており、増配はありませんでした。しばらく増配はないかなと、もう半分諦めていますが、ひとまずは業績が軌道に乗ってくる、財務を健全化させることの方が優先度は高いですね。
楽しい投資生活を。

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