こんにちは。時短父さんです。

米保険・投資会社のバークシャー・ハサウェイ(BRKB)は同社が昨年末時点で保有する株式銘柄を当局に届け出ました(13F)。

それによると、新規でアクティビジョン・ブリザード(ATVI)を保有していること、石油メジャーのシェブロン(CVX)の持ち分が増加したこと、ブリストル・マイヤーズ(BMY)やアッヴィ(ABBV)の持ち分が減少したことなどが分かりました。

アクティビジョンについては、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)が同社を買収することを1月中旬に発表(ATVI株価65ドル⇒82ドルに急騰)はしていますが、その前にバークシャーは取得していました。しかも1465万株余りも、、。

もともとバークシャーのウォーレン・バフェット氏とマイクロソフトのビル・ゲイツ氏は親交がありますが、これはインサイダーを疑ってしまうような事象ですね(ないと思いますが)。でもこんなことってあるんですね。

この投資判断を行ったのが、バフェット氏本人か、運用担当者トッド・コームズとテッド・ウェシュラー氏のいずれかが投資を行ったかどうかは不明とのこと。

いずれにしても、素晴らしい判断でしたね。

さて、アクティビジョン以外については、少し別の視点で見てみようと思います。

BRKB保有銘柄推移(一部)

バークシャーはシェブロン株を前回の届時には2870万株を保有していました。が、今回は33%増の3824万株にまで増やしていました。エネルギー価格の高騰で、シェブロンの株価もその恩恵を受けてきましたし、配当株でもありますので、良い投資判断だったと思います。

ただ不思議なことに、シェブロンの株価は1.78%下落しました。
CVX

これまでバークシャーによる持ち分が増えたと分かった銘柄の株価は、翌日上昇し、逆に持ち分が減ったと分かったそれは下落する傾向にありました。

シェブロンに関しては、バークシャーの発表よりも、ウクライナ情勢を巡る緊張緩和に伴った原油先物価格の下落が影響したと思われます。

ブリストル・マイヤーズとアッヴィは逆に持ち分を減らされました。前者は76%減、後者は79%減です。

これだけ見ると、あのバフェット氏が売った銘柄ということだけで、株価が下がると思いがちですし、15日の取引では下落すると思っていました。

が、実際は違いました。

こちらは1.44%高。
BMY

こちらも1.21%高でした。
ABBV

なんだ!バフェット氏が買った株が下がって、売った株が上がっています。

これはなかなか興味深いですね。多くの投資家は、もうバフェット氏が売ったからどうとか、買ったからどうとか、そういう視点で株を売り買いしていないのでしょう。一般投資家の間でのバフェット氏のカリスマとか影響力が低下したのかもしれません。

まぁ、本来あるべき姿といえばそうですよね。誰かに影響され過ぎることなく、本業の成績がどうか?財務基盤がどうか?成長性があるか?など、そういった視点で売り買いするのが通常でしょうから。

だから今後は彼(もしくは彼の会社)の動向をあまり気にする必要はないのかもしれませんね。自分が信じることができる株・企業を買って、保有していけば良いと思います。


楽しい投資生活を。
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バフェットからの手紙 第5版
ローレンス・A・カニンガム
パンローリング株式会社
2020-12-31


億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
デビッド・クラーク
日本経済新聞出版
2002-05-20