こんにちは。時短父さんです。
米3M(MMM)は14日、2022年の業績見通しを発表しました。先日の2021年第4四半期決算発表時には、2022年の見通しについて触れていなかったので、改めてこの場で発表されました。
と、その前に簡単にでも2021年の業績を振り返っておきましょう。
通期売上高は353.3億ドル(前年比9.9%増)、営業利益は73.7億ドル(同2.9%増)、純利益は59.2億ドル(同8.7%増)、一株利益は10.12ドル(同8.1%増)でした。
原材料価格を価格転嫁できており、増収増益となったまずまずの決算内容でしたね。
で、今回3Mが発表した内容ですが、このようになっています。

・1%~4%の全社売上高成長率
・2%~5%のオーガニックセールス(既存事業売上高)成長率
・一株利益は10.15ドル~10.65ドル
・営業キャッシュフローは73億ドル~79億ドル、フリーキャッシュフロー・コンバージョンは90%~100%
これを見てどう思いますか?
私は「まぁこんなもんかな」という程度の感想です。良くもなく悪くもなくと言った感じ(´・ω・`)
売上高成長率1%~4%というのは、過去の実績からすれば想定内です。2009年以降の売上高成長率は平均3%ですから。調整後で2%~5%あれば、良しとしていいのかな。
一株利益については、下限10.15ドルは前年比0.3%増(ほぼ横ばい)で、上限10.65ドルは同5.2%増です。後者くらいにはなってもらいたいですね。2009年以降の一株利益成長率は平均で6%でした。

売上高も一株利益も限りなく予想の上限に近づけてもらいたいものですね。下限では完全に物足りないからね (  ̄っ ̄)ムゥ
営業キャッシュフローの予想については、下限だと前年比で2%減、上限だと6%増と、やや幅のある予想となっています。

発表資料の別欄には、投資支出とフリーキャッシュフローの予想も記載があり、それを表したのが上のグラフです。
フリーキャッシュフローの下限は53億ドル(同9%減)、上限は62億ドル(6%増)となっています。
またフリーキャッシュフローを純利益で割った、フリーキャッシュフロー・コンバージョンは90%~100%を予想しています。2021年はフリーキャッシュフロー58.5億ドルに対し、純利益が59.2億ドルで、同指標は99%でした。
つまり、フリーキャッシュフロー・コンバージョンは90%~100%で、22年のフリーキャッシュフローが53億ドル~62億ドルということは、純利益は58.8億ドル(前年比0.7%減)~62億ドル(4.7%増)となると推定できます。
ただし会社発表の一株利益は0.3%増~5.2%増を想定しているので、おそらくですが自社株買いなどをして、一株利益を底上げするのだと思います。
なんとなく見通しが分かってきましたね。いずれにしても、世界経済に大きく左右される業種であるので、原材料価格やインフレ、金利等には注目しながら推移を見守りたいと思います。
楽しい投資生活を。

米3M(MMM)は14日、2022年の業績見通しを発表しました。先日の2021年第4四半期決算発表時には、2022年の見通しについて触れていなかったので、改めてこの場で発表されました。
と、その前に簡単にでも2021年の業績を振り返っておきましょう。
通期売上高は353.3億ドル(前年比9.9%増)、営業利益は73.7億ドル(同2.9%増)、純利益は59.2億ドル(同8.7%増)、一株利益は10.12ドル(同8.1%増)でした。
原材料価格を価格転嫁できており、増収増益となったまずまずの決算内容でしたね。
で、今回3Mが発表した内容ですが、このようになっています。

・1%~4%の全社売上高成長率
・2%~5%のオーガニックセールス(既存事業売上高)成長率
・一株利益は10.15ドル~10.65ドル
・営業キャッシュフローは73億ドル~79億ドル、フリーキャッシュフロー・コンバージョンは90%~100%
これを見てどう思いますか?
私は「まぁこんなもんかな」という程度の感想です。良くもなく悪くもなくと言った感じ(´・ω・`)
売上高成長率1%~4%というのは、過去の実績からすれば想定内です。2009年以降の売上高成長率は平均3%ですから。調整後で2%~5%あれば、良しとしていいのかな。
一株利益については、下限10.15ドルは前年比0.3%増(ほぼ横ばい)で、上限10.65ドルは同5.2%増です。後者くらいにはなってもらいたいですね。2009年以降の一株利益成長率は平均で6%でした。

売上高も一株利益も限りなく予想の上限に近づけてもらいたいものですね。下限では完全に物足りないからね (  ̄っ ̄)ムゥ
営業キャッシュフローの予想については、下限だと前年比で2%減、上限だと6%増と、やや幅のある予想となっています。

発表資料の別欄には、投資支出とフリーキャッシュフローの予想も記載があり、それを表したのが上のグラフです。
フリーキャッシュフローの下限は53億ドル(同9%減)、上限は62億ドル(6%増)となっています。
またフリーキャッシュフローを純利益で割った、フリーキャッシュフロー・コンバージョンは90%~100%を予想しています。2021年はフリーキャッシュフロー58.5億ドルに対し、純利益が59.2億ドルで、同指標は99%でした。
つまり、フリーキャッシュフロー・コンバージョンは90%~100%で、22年のフリーキャッシュフローが53億ドル~62億ドルということは、純利益は58.8億ドル(前年比0.7%減)~62億ドル(4.7%増)となると推定できます。
ただし会社発表の一株利益は0.3%増~5.2%増を想定しているので、おそらくですが自社株買いなどをして、一株利益を底上げするのだと思います。
なんとなく見通しが分かってきましたね。いずれにしても、世界経済に大きく左右される業種であるので、原材料価格やインフレ、金利等には注目しながら推移を見守りたいと思います。
楽しい投資生活を。

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