こんにちは。時短父さんです。

ゴールドマンサックスが顧客向けレポートで、22年末のS&P500予想を従来の5100から4900に引き下げました。

おっ、ついに引き下げたのですね。

S&P500は今年に入って7.9%下落していて、直近の終値は4418となってます。

あれ?引き下げたのに、直近終値よりはまだ随分と高い水準(11%高)での予想となっていますね。

ゴールドマンのストラテジストチームによれば、今年のマクロ環境は2021年よりもかなり厳しい。インフレ動向と米連邦準備制度の政策に関しては不確実性が多い」として、下振れリスクが大きいと警告しています。

もし予想よりもインフレが過度に進み、利上げ回数が想定(ゴールドマンは今年7回と予想)以上となれば、12%安の3900まで下落。さらに引き締めが米経済を直撃し、リセッション入りすれば3600もあり得ると予想しています。

3600は痛い、、。現行4418から18%安です。

3900は1年前の3月の水準で、3600は2020年11月の水準です。つまり時間がそこまで戻ってしまうということですね。

SP500

私が保有するVOOの含み益が17%あるのですが、最悪の場合これが全て吹き飛んでしまう訳ですね。おそらく個別株の多くが含み損に転落するでしょう。

さて、こういう予想があるわけですが、個人投資家としてはどうすべきでしょうか?

利確しておきますか?

いえいえ、私はしません。

第一に、過去一年間の上昇ペースが良過ぎたと面があるからです。昨年S&P500は27%上昇しました。19年は29%高、20年は16%高でした。ただ2000年以降の平均騰落率は8%高です。ある意味、ここ数年の上昇が異常に良かった。運が良かっただけ。

22年に揺り戻しがあってもおかしくはないのです。これを受け入れましょう。
S&P500騰落率(年間)

第二に、この資産が今すぐに必要になるわけではないから(利確は必要ないの)です。私の資産が現金化されるのはおそらくもっともっとずっと先のことです。現金が必要になれば、追加投資を控え、現金を手元に残すだけのこと。それで済むくらいの現金はあります。

第三に、18%の下落でも許容できるくらいのリスクの取り方をしているからです。含み益が吹き飛んでも、それはもともと幻だったものです。私は資産から得られる配当や分配金を得ることに重点をおいているので、含み益をなかったものとして考えられる。

これらを踏まえると、やるべきことはただ一つ。

定期的に買い増しを続ける。

これだけです。

ただ投資資金を減らすなどの多少の調整はあってもいいかもしれません。手元現金を残しておき、本当に18%下がった時に、多めに買えるように。

とはいえ、先の事なんて誰にもわかりません。

自分の投資方針、目的を良く考えておけば、どう行動すべきか分かってくると思います。


楽しい投資生活を。
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堀越陽介
ぱる出版
2021-08-10