こんにちは。時短父さんです。

昨日の記事でたばこ株のフィリップ・モリス(PM)の決算情報をお伝えました。

毎回のことで恐縮なんですが、同社は決算発表資料にはキャッシュフローの詳細を掲載していません。営業キャッシュフローだけ載せているんですよね。何故かわからんけど。

で、投資家として知りたいのは、営業キャッシュフローだけじゃなくて、投資支出とフリーキャッシュフロー(営業キャッシュフロー-投資支出)、配当額なんです。

投資支出が分かれば、フリーキャッシュフローが分かるし、配当額が分かれば、配当性向も分かるから。

なので、決算発表ではこれらは分からず、数日後の10Qや10Kを待っているのです。こんなん待っている日本人ほとんどいないと思うけど(笑)

それで、思ったより10Kが早くリリースされました(やった!)ので、キャッシュフロー関連の詳細をお伝えしますね。

営業キャッシュフロー 119.6億ドル(前年比22%増)
投資支出 7.5億ドル(同24%増)
フリーキャッシュフロー 112.2億ドル(同22%増)
営業キャッシュフローマージン 38.1%(同4ポイント増)※参考 純収入314億ドル

【PM】CF推移

配当額 75.8億ドル(同3%増)
配当性向 67.6%(同13ポイント減) 

【PM】通期フリーCFと配当支払総額の推移

営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローは、フィリップ・モリスがアルトリア(MO)からスピンオフされて以来の最高額ですね。

配当性向も70%を下回るとは、一気に改善というか、安全域に入ってくれました。

今後のフリーキャッシュフローの伸び次第ではあるのですが、フィリップ・モリスによる増配は続くのは間違いないですし、増配率を高めてくれる可能性がこれで高まりました。

ま、でも大幅アップは期待しないでいいかな。十分に高配当ですし、一気に増やし過ぎて、連続増配が途切れても困りますから。今まで位の増配率を維持してくれれば、良しとしましょう。


楽しい投資生活を。
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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18