こんにちは。時短父さんです。

このたばこ株の魅力にもっと早くに気付いておけば良かったと思っています。

JT?違います。

PM?違います(←魅力的だけどね)

BTI?違います(てか、良く知らない)

MOです。

1月27日にたばこ大手のアルトリア・グループ(MO)が、21年10-12月期の決算を発表しました。内容はまずまず良かったです。

四半期の純収入は62.55億ドルで前年同期比で0.8%減、営業利益は27.33億ドルで同5.9%増、純利益は16.24億ドルで同15.6%減となりました。希薄化後の一株利益は14.6%減の0.88ドルでした。

これだけ見るとどうなの?って思いますけどね。

ここ(MO)は純利益の変動が激しいんですよ。投資によって事業を取得したり、それを手放したりした効果が出やすいので。2016年は営業利益60億ドルちょっとに対して、純利益が100億ドルを超えました(笑)

今回の純利益の減少は、大麻のクロノスや飲料のアンハイザー・ブッシュ・インペブ(ABI)関連の特別項目で利益を下押ししました。

それらを除く調整後一株利益は1.09ドルで、前年同期比10.1%増加していますね。2015年以降、この調整後利益は緩やかに増加傾向を示しています。売上高は増えないけどね、、。

【MO】4Q業績推移

そうだ。でも、この四半期の税引き後の純収入と調整後一株利益は、一応だけど市場予想を上回ったんですよ。
前者予想49.98億ドルに対し、結果は50.86億ドルでした。
後者予想1.08ドルに対し、結果は1.09ドルでしたから。

だからまずまずの内容だった思うのです。たばこ会社が大幅な増収を達成するなんて、投資家は誰も期待していないから、逆にこれで良いんです。期待が無い(少ない)分、株価は安く放置されているわけで、それでもしっかりと収益を確保し、相応の配当を出してくれる。正にこれがたばこ株の魅力ですね。

アルトリアの業績をもう少し詳しく見ておきましょう。
紙たばこ製品の純収入は55.91億ドルで前年同期比0.4%増(横ばい)でした。一方、経口たばこ製品は6.63億ドルと金額は小さいものの、前年同期比では4.9%増でした。

それぞれのセグメント利益率は、前者が45%、後者は59%!!素晴らしい利益率ですね。

アルトリアは同時に通期の決算も発表しています。
純収入は260億ドル(前年比0.5%減)、営業利益は115.6億ドル(同6.3%増)、純利益24.7億ドル(同44.6%減)、希薄化後一株利益は1.34ドル(同44.2%減)、調整後一株利益は4.61ドル(同5.7%増)でした。

これもクロノスやABI関連の調整が入った関係で、純利益・希薄化後一株利益と調整後で大きな差が出ています。

調整後一株利益だけを見てみると、ずっと右肩上がりなので、問題なしです。
MO業績

アルトリアの神髄は、高い配当性向(の会社方針)です。

アルトリアはこの四半期で17億ドル、年間で64億ドルの配当を株主に払っていますが、今後もこれは続いていくと思います。

というのも、アルトリアは会社方針として、調整後一株利益の80%を長期的な配当目標とすると、明言しているからです。

ちなみにカレンダーイヤーの2021年は一株当たり3.48ドルの配当でした。先ほど見たように調整一株利益は4.61ドルでした。すると配当性向は79%となりますね。

2022年は調整後一株利益が、21年比で4~7%増加し、4.79~4.93ドルになると会社は予想しています。つまり3.83ドル~3.94ドルの範囲となることが予想され、これは一株当たり0.95~0.98ドルです。
現在四半期配当が0.90ドルなので、6%~9%の増配が2022年のうちに十分にあり得るということです。

それでもってアルトリアの配当利回りは7%超えていますからね。どんだけ魅力的なのよ。

私はアルトリアに投資し始めたのは、9ヶ月前くらいからです。なので、もっと早くに気づいておくべきだったなと、半分後悔、半分今後に期待しています。


楽しい投資生活を。
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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18