こんにちは。時短父さんです。

クラフト・ハインツ(KHC)は、大株主の一つであるブラジルのプライベートエクイティである3Gキャピタルが、同社普通株式のSecondary Offeringがあったと発表しました。

Secondary Offeringとは均一条件で、不特定多数(50人以上)の人に対して、既に発行された有価証券の買い付け申し込みや売り付け申し込みの勧誘をすることで、発行会社の大株主が保有している株式を不特定多数の一般投資家に取得させたり、発行会社が浮動株主を増やして証券取引所の基準を充足するというケース等で用いられたす。つまり簡単に言えば、発行済株式の大規模な売出しのこと。

今回3Gキャピタルはクラフト・ハインツ株を3059万株売り出すとのことです。

3059万株?!

ちょっと桁がデカすぎて、想像し難いですね。私の保有株数は248株。比較になりません(笑)

こりゃ、またクラフト・ハインツの株価が下がりそうですね。実際、17日の時間外では株価は変な動きをしていますし、18日は大き下げることになりそうです。
KHC


以前にも3Gキャピタルは大規模な売却を行ったことがありますね。2019年9月の売却株式数は2510万株でした。3Gキャピタルの持ち株全体の9%超に相当したそうです。売却後の当時の3Gキャピタルの持ち株数は2億4503万株(持ち株比率は20%、20年末では18%)でした。

3Gキャピタルとしては、保有株を一気に手放すと、株価の大暴落を招くので、少しずつ売却して行こうという魂胆でしょうか。

にしても、クラフト・ハインツ株ホルダーとしては、これ以上株価を下げないでよ、と思います。かつて3Gキャピタルが送り込んだ経営陣が、クラフト・ハインツの不振を招いた主因なのだから、責任取って(せめて保有し続けて)よ、って。

でも、一個人には株価を動かす力なんてありません。現実を受け入れねば。

幸い、経営陣は刷新され、経営改革は進んでいます。クラフト・ハインツが利益を生み出し続ける体質に変わることを信じて、保有し続ける。今はまだこれだけです。

楽しい投資生活を。