こんにちは。時短父さんです。

米スリーエム(MMM)が12月支払予定の四半期配当を発表しました。それによると、配当額は1.48ドルで前回と変わらず、支払日は12月12日、権利確定日は11月19日とのことです。

12月四半期配当の支払いによって、年間合計額は5.92ドルとなります。これは前年比でわずか0.7%増に過ぎず、50年以上連続増配企業に与えられる名誉ある称号「配当王」の名に恥じるものと言わざるを得ません。

ここ数年スリーエムの増配率は右肩下がりとなっています。2018年は前年比15%もあったのに、19年は同5.9%、20年は2.1%、そして21年(今年)は0.7%、、、。

【MMM】四半期配当推移

米中貿易摩擦があったり、コロナがあったりして、スリーエムを巡る経営環境は厳しいものとなっていたことを鑑みれば、まぁ、配当が減らされないだけマシなのかもしれません。だから、そこ(増やしてくれたこと)は評価しています。

なので、来年(次回3月配当が増配のタイミング)に期待したいところなのですが、足元の状況もパッとしません。

先月発表された第3四半期の決算では、売上高は前年比7%増で、売上高と一株利益ともに市場予想を上回ったものの、営業利益は6%減少し、一株利益は横ばいでした。

営業利益が減少したのは、売上原価が大きく増加したからです。具体的には第3四半期だけで13%増、9ヵ月の累計でも15%増加しています。原材料価格の高騰、輸送費の増加等がコスト増の要因となっています。

3Q業績推移

セグメント別では、全ての部門で売上高を伸ばした一方で、ヘルスケア部門以外の3部門はセグメント利益を減少させてしまいました。

キャッシュフローも気になっています。9ヶ月累積営業キャッシュフローは54.59億ドルで前年比2.7%減となり、フリーキャッシュフローは44.02億ドルで同2.6%減でした。

営業キャッシュフローマージンは20.4%で、同3ポイントほど低下しました。またスリーエムは同期間に配当を25.72億ドル払っており、フリーキャッシュフローに対する比率(配当性向)は58.4%となり、2ポイント上昇しました。

さて、来年の配当はどうなるでしょうか?ひとまずこの第4四半期を乗り越えないと、次回増配では期待できないですね。スリーエムの見通しでは、通期売上高は前年比9-10%増、一株利益は9.70-9.90ドルとしています(上方修正)。

一株利益見通しの下限9.70ドルとなった場合、利益ベースの配当性向は61%(5.92÷9.70)となる予定です。極端に高いわけではないので、来年も増配は確実だとは思いますが、その増加率ですね。問題は、、。

現在の状況を考えると、来年3月以降の四半期配当は最低1.49ドル、せいぜい1.50ドルとなるでしょうね。これを超えればサプライズです。

楽しい投資生活を。
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「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源
マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18