こんにちは。時短父さんです。

米カード決済大手のビザ（V）が復活しました。

ビザが26日に発表した7-9月期決算によると、売上高は65.6億ドル（前年同期比29％増）、営業利益は43.1億ドル（同37％増）、純利益は35.8億ドル（同68％増）でした。売上高の市場予想は65.1億ドルでした。

また営業利益率は66％で、前年同期より4ポイントも上昇しました。

希薄化後の一株利益は1.65ドルで、前年同期のコロナ禍で落ち込んだ0.97ドルを大きく上回り、一昨年の1.34ドルをも超えました。調整後の一株利益は1.62ドルで、市場予想1.54ドルを上回りました。



まさにVだけにV字の回復、復活です！

支払額や国際取引量の30～40％の大幅な伸びが業績を押し上げてくれましたね。やはり世界的には景気回復に向かっているのだと実感できます。これをちゃんと取り込んでくれているビザにも感謝！

ビザは9月末で会計年度が終わるので、通期決算も発表されました。
通期では、売上高が241億ドル（前年比10％増）、営業利益が158億ドル（同12％増）、純利益が123億ドル（同13％増）でした。

希薄化後一株利益は5.63ドルで前年の4.89ドルから15％増加しました。調整後一株利益は5.91ドル（同5.04ドル）となりました。



完全にコロナを乗り越えたね！

キャッシュフローも良かったです。営業キャッシュフローは152.2億ドル（前年比46％増）、投資支出は7億ドル（同4％減）、フリーキャッシュフローは145.2億ドル（同49％増）でした。もう笑いが止まらない（笑）

営業キャッシュフローマージンは63％で、前年の48％から急上昇しました。


ビザはこの1年間に配当を27.9億ドル支払っているわけですが、これをフリーキャッシュフローで割ると、配当性向は19％となります（前年は27％）。もっと増やしておくれー、とも思いますが、これはこれで良しです。

同じ期間にビザは自社株買いを86.7億ドルもやってくれているので、ますます一株当たりの価値が増加して行くことでしょう。

やっぱり強い企業の株は良いね！

楽しい投資生活を。